そのあとの、授業は全然集中できなかった。あの時のことが頭から離れない。今まで先生からそんなことを言われたことなんてないのだから。
一人で下校しながら考える。
「いや、嬉しいけどな…」
思わず一人愚痴る。んー、迷うな。せっかく今まで自分がリーダーであることを続けえてきたのにここでやめてしまっていいのか、ということとやっぱりリーダーなんてやらずにバレエに専念したいという思いがごっちゃになって葛藤する。学校から家まで徒歩二十分程でも自分の中でどちらを選ぶか決められることは出来なかった。
家に帰って取り敢えずお母さんに相談してみた。いつも母頼りなのはいけないと思うがこう言われたことを知っていて欲しかった。
先生に、委員長を薦められたことを一通り話した。お母さんは特に考える素振りを見せずに言った。
「華花がやりたいようにすればいいんじゃない?バレエのこととはあまり関係ないと思うし、折角樋口先生に薦められたんでしょう?」
「うん、そうだけど…。できるか心配になってきたなぁ。」
大丈夫だよ、華花ならできると思うよ。そう言ってくれた。私は軽くお礼を言ってから、宿題の続きを始めた。
やっぱりお母さんに言っておいて良かった。こういう、どちらにするか迷っているときずばっと言ってほしい時と今のようにどちらかは言わないけれど背中を押してほしい時がある。そんな時お母さんは私が求める答えを言ってくれる。そんなところを私は尊敬している。そして私もそういう事を友達に言ってあげたいと思った。
一人で下校しながら考える。
「いや、嬉しいけどな…」
思わず一人愚痴る。んー、迷うな。せっかく今まで自分がリーダーであることを続けえてきたのにここでやめてしまっていいのか、ということとやっぱりリーダーなんてやらずにバレエに専念したいという思いがごっちゃになって葛藤する。学校から家まで徒歩二十分程でも自分の中でどちらを選ぶか決められることは出来なかった。
家に帰って取り敢えずお母さんに相談してみた。いつも母頼りなのはいけないと思うがこう言われたことを知っていて欲しかった。
先生に、委員長を薦められたことを一通り話した。お母さんは特に考える素振りを見せずに言った。
「華花がやりたいようにすればいいんじゃない?バレエのこととはあまり関係ないと思うし、折角樋口先生に薦められたんでしょう?」
「うん、そうだけど…。できるか心配になってきたなぁ。」
大丈夫だよ、華花ならできると思うよ。そう言ってくれた。私は軽くお礼を言ってから、宿題の続きを始めた。
やっぱりお母さんに言っておいて良かった。こういう、どちらにするか迷っているときずばっと言ってほしい時と今のようにどちらかは言わないけれど背中を押してほしい時がある。そんな時お母さんは私が求める答えを言ってくれる。そんなところを私は尊敬している。そして私もそういう事を友達に言ってあげたいと思った。



