翌日。なんだか気まずい。気まずいのはわたしだけか。
恥ずかしいと言った方がいいのかもしれない。
「はぁ…」
あの後あのノートを開く気にはなれなくて、結局自学はせず提出しないことにした。
宿題やってないことと同じ事だけど、まあいいや。仮にやったとしてもろくなことが出来なかっただろうから。
学校に着いて、先生が来る時変な緊張が走る。
と同時に後悔と嫌悪が私を襲う。
何でこんなことしてしまったんだろう。
こんなことになるならやらなければよかった。
「んー…」
他の人の宿題を籠に入れながらそんなことを考えていた。
「華ちゃんおっはよー！」
いつも元気のいい蘭々ちゃんだ。
「おはよう！」
負けじと元気な声で挨拶をする。
あれからもずっと一緒にドッヂボールに誘ってくれたり、話したりしてくれている。
本当に感謝しか無かった。
なんでこんなこと思ってくれてるんだろう…
蘭々ちゃんのこと、私も大切にしよう。