「俺は、普段から霊と関わることが多いから、こういう作り物は怖いとは思わない」
「私も苦手じゃないから、もしかしたら紫乃ちゃんは苦手かもっていう配慮が足りなかったよね。ごめんね」
紫乃ちゃんは涙を両目いっぱいに溜めながら、きっと私たちを睨みつけてきた。
「それに…!せっかく私のために提案してくれたのに、またこれもダメだってなったらつまらないって二人にも思わせちゃうと思ったんだもん…っ。無理して入るしかなかったの!」
紫乃ちゃんの気持ちに気づいてあげられなかったことで、なんて返してあげればいいのかわからずにいるとすっと高峰くんがしゃがみ込んで紫乃ちゃんと目線を合わせていた。
「つまらないなんて思うわけがないだろ。紫乃が楽しんでないなら、俺だって楽しくないし。だから無理して入ったって何も意味がないんだよ。紫乃ができることを見つけよう。俺は今、紫乃の彼氏なんだろ?今日一日は紫乃の未練がなくなるで付き合うよ」
「…うん、ありがとう、咲久」
高峰くんはポロポロと涙を流している紫乃ちゃんを軽々とお姫様抱っこすると、スタスタと出口に向かって歩いて行った。
高峰くんの言葉は真っ直ぐで、私の方がどきりとしてしまう。
「私も苦手じゃないから、もしかしたら紫乃ちゃんは苦手かもっていう配慮が足りなかったよね。ごめんね」
紫乃ちゃんは涙を両目いっぱいに溜めながら、きっと私たちを睨みつけてきた。
「それに…!せっかく私のために提案してくれたのに、またこれもダメだってなったらつまらないって二人にも思わせちゃうと思ったんだもん…っ。無理して入るしかなかったの!」
紫乃ちゃんの気持ちに気づいてあげられなかったことで、なんて返してあげればいいのかわからずにいるとすっと高峰くんがしゃがみ込んで紫乃ちゃんと目線を合わせていた。
「つまらないなんて思うわけがないだろ。紫乃が楽しんでないなら、俺だって楽しくないし。だから無理して入ったって何も意味がないんだよ。紫乃ができることを見つけよう。俺は今、紫乃の彼氏なんだろ?今日一日は紫乃の未練がなくなるで付き合うよ」
「…うん、ありがとう、咲久」
高峰くんはポロポロと涙を流している紫乃ちゃんを軽々とお姫様抱っこすると、スタスタと出口に向かって歩いて行った。
高峰くんの言葉は真っ直ぐで、私の方がどきりとしてしまう。



