*
*
「ねえ、名前なんて言うの?」
中二のクラス替えで仲の良かった友達と離れてしまい、一人で席に座ってじっとしていると後ろの席の女の子がつんつんと肩を突っついてきた。
その子は高めのツインテールに笑うとえくぼのできる可愛い女の子だった。
「あ、鈴宮涼花…です」
「あはは、なんで敬語。私は瀬戸内有紗。涼花って呼んでいい?」
有紗と仲良くなるのはすぐだった。
明るくて面白くて、いつも笑顔で私の名前を呼び、楽しい場所へと連れて行ってくれる。
そんな有紗は私の太陽みたいな存在だった。
「あ、涼花、信号赤になっちゃう!早く早く!」
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「ねえ、名前なんて言うの?」
中二のクラス替えで仲の良かった友達と離れてしまい、一人で席に座ってじっとしていると後ろの席の女の子がつんつんと肩を突っついてきた。
その子は高めのツインテールに笑うとえくぼのできる可愛い女の子だった。
「あ、鈴宮涼花…です」
「あはは、なんで敬語。私は瀬戸内有紗。涼花って呼んでいい?」
有紗と仲良くなるのはすぐだった。
明るくて面白くて、いつも笑顔で私の名前を呼び、楽しい場所へと連れて行ってくれる。
そんな有紗は私の太陽みたいな存在だった。
「あ、涼花、信号赤になっちゃう!早く早く!」