ファミレスの外に出ると、少し肌寒い風に、胸まで伸びた髪の毛がさらわれる。
晴香の通う幼稚園は、横断歩道を渡ってすぐのところにある。
幼稚園に近いファミレスでよかった。
黒い影みたいな不気味な存在が少し気になったが、横断歩道が青になっているので走ろうとすると、誰かに後ろから腕を引かれた。
「…え、高峰くん…?」
振り返り、思ってもみなかった人物に目を丸くする。
「その横断歩道は渡らない方がいい」
「え…?どうし…」
「涼花ねぇねー!」
待ちきれなくなったのか、晴香が幼稚園からトコトコと駆け寄ってくるのが見えた。
晴香の通う幼稚園は、横断歩道を渡ってすぐのところにある。
幼稚園に近いファミレスでよかった。
黒い影みたいな不気味な存在が少し気になったが、横断歩道が青になっているので走ろうとすると、誰かに後ろから腕を引かれた。
「…え、高峰くん…?」
振り返り、思ってもみなかった人物に目を丸くする。
「その横断歩道は渡らない方がいい」
「え…?どうし…」
「涼花ねぇねー!」
待ちきれなくなったのか、晴香が幼稚園からトコトコと駆け寄ってくるのが見えた。