明日生きていく世界で君に想いを伝える

そのため、放課後は各種目ごとにわかれて練習が始まっていた。


私は菜月と鳴ちゃんと一緒に、五十メートル走に出る。



「涼花、お疲れ!ナイスランだったね」



走って乱れた息を整えながらペットボトルの水を飲んでいると、もう走り終え休憩をしていた菜月が近づいてきた。



「ありがとう」


「私も頑張らないとー。一位取れたら、お母さんが私の好きなところに外食連れていってくれるって約束なんだ」


「へぇ!いいね」


「涼花は体育祭、家族見に来るのー?」



ぴくりと浮かべていた笑顔が引きつった感覚がした。