明日生きていく世界で君に想いを伝える

放課後、部活に入り出した菜月とわかれて一人で帰るため靴箱に行くと、ちょうど今が帰りなのか後ろから高峰くんに声を掛けられた。



「今帰り?」


「う、うん!高峰くんも?」


「ああ。それより、頭はその後大丈夫なのか?」


「あ、うん、ご心配をおかけしまして…。あの後保健室に行って診てもらったし、大丈夫!」



「そうか」と高峰くんは私の隣を歩きながら返してきた。


…って、なんかこれ、流れで一緒に帰ることになってない?


まだ好きだと自覚してからどう接したらいいかわからないのに…!



「…ん、あの人、霊だ」


「え?」



そんな私の気持ちに気づいてすらいない高峰くんは、校門を出てすぐそう呟いた。