明日生きていく世界で君に想いを伝える

「無理無理!それに私は全然変われてないし…。そういう菜月こそ、告白はしないの?」



菜月は惣菜パンを頬張りながら、「うーん」と言って空を見上げる。



「私は、まだかな。ほら、涼花みたいに接点もあんまりなくて仲すら深められてないし?まだ告白まではいけないかな」



なんとなく、菜月の性格からして好きな人には一直線にアタックして告白まですると思っていたから、少し意外だった。


でも裏を返せば、それほど本気という証拠でもある。


慎重になるほど、菜月は高峰くんを大切に想っているのだ。


普通に考えたら菜月に敵う要素なんて一つもないけど、そんなこと言ったらきっと怒られる気がするから。


せめてこの気持ちに嘘をつくことなく、正直な自分でいようと決めた。





「あれ、涼宮」


「た、高峰くん…!」