明日生きていく世界で君に想いを伝える

菜月とはずっと友達でいたいけど、高峰くんを好きでいることもやめたくない。


菜月の返答に身構えていると、きょとんと話を聞いていた菜月がふっと小さく吹き出した。



「改めて何を言われるかと思ったら、そんなの結構前から気づいてたよ?」


「…え?」


「うーん、いつからだっけな。高峰くんと一緒にいて好きにならないの?って聞いた時があったでしょう?涼花はそんなことないって言ってたけど、あの時にはもう自覚してないだけでなんとなく好きなんだろうなって気づいてたから。でも、私が何を言ったってきっと涼花は認めないと思って。自分から気づくまではそっとしておこうと思ったの。案外気づくの早かったね」



にっと笑った菜月が、私の頬を人差し指で突っついてきた。



「え、そ、そんな前から気づいてたの…?ごめん、菜月と同じ人好きになっちゃって…」


「なんで謝るの?私が高峰くんを好きだから涼花は好きになっちゃいけないきまりなんてないよ。誰を好きでも、それはその人の自由でしょ?好きになっちゃいけない人なんていないんだから、謝らないで。高峰くんに恋をするなんて、涼花も見る目があるねー」



優しく笑う菜月に、思わずぎゅっと抱きつく。



「菜月と友達でよかった」