明日生きていく世界で君に想いを伝える

「…え!?そうなの!?」


「こんなの紫乃にしかまだ言ってないから、内緒だよ?私、今から頑張って修学旅行で告白したいと思ってるんだ。その時は紫乃も一緒についてきてよ」


「ええー告白についていくなんて、そんなのドキドキしてできないよ!私は陰からこっそり見守ってます!」


「あはは、紫乃が近くにいてくれるだけで心強いからそれでいいよ。紫乃も修学旅行で、誰かといい感じになったりするんじゃないー?修学旅行はカップルが増えやすいって言うじゃん」


「んーどうかな。でも私も恋してみたいなぁ。彼氏がほしい!」


「紫乃ならすぐできるよ。可愛いし病人とは思えないほど明るいし。きっと学校に来るようになったらモテモテ間違いなし。だから、早く治して学校来てね」


「当たり前じゃんー。きっともうすぐだよ」



だけど、紫乃ちゃんは修学旅行の一週間前に、病状が悪化してこの世を去ってしまう。


一度でいいから恋をして彼氏を作りたい、という長年の未練を残して…。





「は…っ!」