「あーパレード楽しかった!やっぱり遊園地デートも悪くないね」
駅に向かいながら、紫乃ちゃんはニコニコの笑顔で高峰くんの腕にしがみついていた。
「私、病気のせいで遊園地なんてもうずっと行ってなかったから。だから、彼氏と絶対に遊園地に行きたいって思ってたの。その夢も、病死したせいで叶わなかったんだけどね。なんなら小さい頃から学校すらまともに行ってなかったから、初恋もまだなの」
そういえば紫乃ちゃんの死因を知らなかったため、病死だったことを初めて知る。
二人の後ろを歩きながら、高峰くんに語りかけている紫乃ちゃんの話をじっと黙って聞く。
「だからね、嬉しかった。偽りでも恋人になってくれて、胸キュンも味わえたし、夢も叶った」
ふと、紫乃ちゃんが立ち止まったことにより、私たちも立ち止まる。
その横顔がなぜかとても悲しそうに感じた。
「…だからなのかな。もっと、もっとって欲が出てきちゃう。私、まだ消えられない」
「紫乃、だけどおまえの未練解消日は、今日がラストだろ?」
えっ、と驚くよりも先に、紫乃ちゃんが高峰くんの腕にしがみついたまま、激しく頭を横に振った。
駅に向かいながら、紫乃ちゃんはニコニコの笑顔で高峰くんの腕にしがみついていた。
「私、病気のせいで遊園地なんてもうずっと行ってなかったから。だから、彼氏と絶対に遊園地に行きたいって思ってたの。その夢も、病死したせいで叶わなかったんだけどね。なんなら小さい頃から学校すらまともに行ってなかったから、初恋もまだなの」
そういえば紫乃ちゃんの死因を知らなかったため、病死だったことを初めて知る。
二人の後ろを歩きながら、高峰くんに語りかけている紫乃ちゃんの話をじっと黙って聞く。
「だからね、嬉しかった。偽りでも恋人になってくれて、胸キュンも味わえたし、夢も叶った」
ふと、紫乃ちゃんが立ち止まったことにより、私たちも立ち止まる。
その横顔がなぜかとても悲しそうに感じた。
「…だからなのかな。もっと、もっとって欲が出てきちゃう。私、まだ消えられない」
「紫乃、だけどおまえの未練解消日は、今日がラストだろ?」
えっ、と驚くよりも先に、紫乃ちゃんが高峰くんの腕にしがみついたまま、激しく頭を横に振った。



