昔から、私は私が大嫌いだった。
「涼花ー!」
ふわふわのポニーテールを揺らして、高校から仲良くなった中巻菜月が大声を出して駆け寄ってきた。
菜月は、可愛いし運動が得意だし友達も多くて、言いたいことを素直にズバズバと言えるかっこいい私の友達。
「どうしたの?」
「あたし、好きな人できたー!」
「…えぇ!?」
思わず大きな声を出してしまい、もう遅いが慌てて口を押さえる。
「だ、誰?」
「えっとね…あ、ほら!来た!」
菜月が指差す先には、眠そうにあくびをしながら登校してきた高峰咲久の姿が。
「涼花ー!」
ふわふわのポニーテールを揺らして、高校から仲良くなった中巻菜月が大声を出して駆け寄ってきた。
菜月は、可愛いし運動が得意だし友達も多くて、言いたいことを素直にズバズバと言えるかっこいい私の友達。
「どうしたの?」
「あたし、好きな人できたー!」
「…えぇ!?」
思わず大きな声を出してしまい、もう遅いが慌てて口を押さえる。
「だ、誰?」
「えっとね…あ、ほら!来た!」
菜月が指差す先には、眠そうにあくびをしながら登校してきた高峰咲久の姿が。