それから日にちは驚くほど速く過ぎた。 蓮は毎日私を送ってくれたし、隙を見せたら、なんだかやけにドキドキさせられた。 ―――何にしても早く終わってくれないと、私の心臓はもう持ちそうにない。 そんなことを真剣に考え始めた時、県大会が始まった。 そして日比谷学園バスケ部は順調に勝ち進み、何と準決勝まで勝ったのだった。