「別れは突然なのだから今を大切にしなさい」
どこかで聞いたことがある言葉だ。
きっと少し前までならそんな言葉思い出しはしなかっただろう。
でも今はこの言葉が頭から離れない。
花火の音も、光の命も、長く続きはしなかった。
ただ、それだけなのに・・・
なぜ、こんなにも後悔してしまうのだろう。
あの時、夏祭りに行かなければ光は死ななかった?
そもそも最初から僕が光と仲良くしなければ死ななかった?
光に好きと言えなかった。
光の返事が聞きたかった。
光の声をもっと聞きたかった。
光の笑顔をもっと見たかった。
光に生きて欲しかった。
僕が光の代わりに
"死ねば良かったのに"