今は大きい声で言える立場か、いささか疑問が残る。

「海斗の事故のことは聞いてますか」

やっぱり、事故を起こしたんだ。

「即死状態だったとのことです」

私は自分の顔を手で覆い、気を失った。

「だ、大丈夫ですか」

私は救急車で病院へ搬送された。



その時、俺は急に琴葉を感じることが出来なくなり、焦っていた。

琴葉、どうしたんだ、何があった。

まず、アパートに行って見たが留守の様子だった。

そしてコンビニに向かう途中、琴葉の存在を感じ取れた。

病院?琴葉に何があったんだ。

俺は琴葉を感じ、病院へ急いだ。

病院では、中村が琴葉に付き添っていてくれた。

琴葉は意識を取り戻し、ベッドに横になっていた。

「ご迷惑をおかけしてすみません」

「良かったですね、気を失って倒れた時、怪我がなかったか調べてくれて、外傷はないとの、先生のお話でした」

「そうですか、ありがとうございました」

「僕、飲み物買って来ます」

そう言って、中村は琴葉の病室を後にした。

チャンス!と思い、中村の身体に入り込んだ。

俺は急いで、琴葉の病室へ向かった。