俺は、恐る恐る懐中電灯に手を伸ばし、再び明かりをゲットすると、急いで美紀を探そうと後ろを振り返った時だった。


「ゲームオーバーだよ」



「ガッ!!!!!」


後ろから何かで殴られ、俺は地面に倒れこんだ。
暗闇だったため、激痛を感じ、俺は目を開けるので必死だった。


「選択を間違わなければ“クリア”したのにね」


かすかだけど、誰かがしゃべる声が聞こえていた。
そしてうっすらと見えるのは、誰かの足。


「じゃあ、眠ろっか。おやすみ」


二度目の衝撃で、俺の記憶は途絶えた。