私と挑戦者

この建物には、かつて女子高生がここで死亡した事件があった。
原因は、自殺だった。
その女子高校生は、優秀で成績も良く誰にでも優しかった…だから、いじめにあっていた。
優しすぎるが故に、徐々に拒めなくなっていき、最期に命を絶ったのだ。
だが、その女子高生には妹がいた。
可愛くて、自慢の妹でもあったため、亡くなる前に妹の机に書置きを残して、家を後にし、それから帰らぬ人となった。
妹は、手紙を読み、姉が今までされてきたことを全て理解した。
そして、その事件の3か月後。
その古民家に誰かが出入りするようになっていった。
それは、少し小柄な女子中学生。

当時は空き家だったが、これからずっと空き家だろうとその子は思い、部屋の中をわざと汚くした。
壁に落書きや泥を塗りたくって、しまいには玄関のドアもわざと開け閉めが出来にくくし、思いっきり閉めたら開かないようにした。
それは、全て姉の願いだから。
人は、簡単に死に追いやることができる、だからこそ、その恐怖をもう誰にも味合わせたくないため、この古民家にある仮説があるとネットに書き込んだ。

「動画を撮ることができない心霊スポット」と。

そして、その子はその建物に来た人全てに、恐怖を味わせた。

帰らぬ人の、願いを届けるために。

「ようこそ、××人目の挑戦者さん」