何に対しても何処か冷めている加賀見さんが、雪穂さんに出会ってから どんどん変化していく様子に引き込まれました。
二人の出会いは運命という名の必然だったのですね。
辛い出来事もありながら、必死にそれを乗り越えていく加賀見さんの信念。
雪穂さんへの愛ゆえでもありますが、元々人間味溢れる一本筋が通った人物なのでしょう。
二人の温かな未来を想像すると、優しい気持ちになります。
美しい情景描写と、取材されただけあって詳しく書かれた酒蔵の興味深い仕事、温かな方言。素敵でした。
楽しい読者の時間をありがとうございました!