投稿遅れてすみません。

【本文】
「お前ら、この国を壊す気か‼」
 終わった後ドワルに怒られた。
 そりゃ国の上で暴れたが許可あっての試験だろ。

「良いじゃんおかげで性能はどんなもんか分かった訳だし」
「それでも程度と言うもんがあるだろうが‼」
 ま、国のトップは国と国民の安全第一なのは当たり前だけどさ。

「それでリュウ殿は今後はどうするのですか?」
 ドルフが何か不安そうに聞いてきた。

「どうすると言われても……まぁ宛の無い旅でもするかな?」
 この国に来たのは武具を揃えるためだったし、次の予定は何も無い。

「ならこの国でもう少し滞在するのも」
「ドルフ、止めろ。リュウが決める事だ」
 何か知らんがドワルが止めてくれた。
 寂しいのかねドルフは?別に今生の別れって訳じゃないのに大袈裟な。

「とりあえず二、三日は滞在してから一度家に帰るわ。その後また旅にでも行くとするか」
 今パッと思い付く予定はそんなとこだな。

「わかりました」
 何だか残念そうな顔すんなよドルフ。

「ところでその脇差の名はどうする」
「え、名前付いてないの?」
「リュウが決めると思って付けてない」
 それじゃあ俺が付けるけどなんて付けよう?いきなりだから簡単なのしか思い付かんぞ。

「それじゃ狼《ロウ》で」
「…………また安易な」
 不満なら最初っから自分で名付けとけやドワル。


 そして三日後の朝。
 俺達は一度大森林に帰る事になった。
 服と牙を加工した事を報告してからまた旅に行くつもりだ。
 そして今見送りにドワルにドルフ、マークさん達がいた。

「皆さんお世話になりました。ロウと服は大切に使わせてもらいます」
「おう。何時でも整備に来いよ。どうせリュウの事だ、無茶な使い方するに決まってる」
「革鎧もですよ。きちんと持ってきて下さいね」
 はいはい、持ってくるよ。

「リュウさん色々ありがとうございました」
「何かしましたっけ?」
「色々私に卸してくれたじゃないですか!」
 あ、その事か。
 確かに色々卸したな、おかげで大分稼いだらしい。

「それじゃまたその内お会いしましょう!」
 こうして俺はフォールクラウンを離れた。