「えー!嘘!!何?何か入ってた?」
あたしは慌てて相川のデスクに行った。
すると相川は、「これ!!」と言って小さな紙をヒラヒラさせた。
何だ?名刺…?
ていうか、名刺は施錠できる所に保管が鉄則なのに…
なんでその中に?
「ち、ちょっと、相川さん!その名刺、誰のですか?」
あたしは相川の持っている名刺の名前を確認した。
これは確か…いつも行ってる得意先の担当者が交替したからってもらった名刺…。
でも初めての顧客で名刺交換した時は、営業所に戻ってすぐにデスクの引き出しに入れるようにしている。
もうこれはクセみたいなもんなのに…
今さらそれを忘れるなんて考えられない。
「あたし…、この名刺絶対に引き出しに入れました…」
「待った!絶対てのは、この世に存在しないからね。絶対なんて事は誰にも言えないの。だから飯田さんが間違えたとも、言えない。
確実なのはね、これがここにあるって事なの」
「でも、あたしはそこに入れっぱなしにはしてません!」
あたしもベテラン事務員の相川に向かって負けずに言い返した。
「じゃあ、何?名刺が自分でまたケースの中に入ったって事?バカな事言わないでよ!」
「でも…あたしも訳わかんないんですよ!」
あたし達のバトルに気づいて眞子がやってきた。
あたしは慌てて相川のデスクに行った。
すると相川は、「これ!!」と言って小さな紙をヒラヒラさせた。
何だ?名刺…?
ていうか、名刺は施錠できる所に保管が鉄則なのに…
なんでその中に?
「ち、ちょっと、相川さん!その名刺、誰のですか?」
あたしは相川の持っている名刺の名前を確認した。
これは確か…いつも行ってる得意先の担当者が交替したからってもらった名刺…。
でも初めての顧客で名刺交換した時は、営業所に戻ってすぐにデスクの引き出しに入れるようにしている。
もうこれはクセみたいなもんなのに…
今さらそれを忘れるなんて考えられない。
「あたし…、この名刺絶対に引き出しに入れました…」
「待った!絶対てのは、この世に存在しないからね。絶対なんて事は誰にも言えないの。だから飯田さんが間違えたとも、言えない。
確実なのはね、これがここにあるって事なの」
「でも、あたしはそこに入れっぱなしにはしてません!」
あたしもベテラン事務員の相川に向かって負けずに言い返した。
「じゃあ、何?名刺が自分でまたケースの中に入ったって事?バカな事言わないでよ!」
「でも…あたしも訳わかんないんですよ!」
あたし達のバトルに気づいて眞子がやってきた。