「その新しい営業所は、もちろん他にも班があるんですよね?」
あたしは気になっていた事を支社長に質問した。
「それは、もちろん。四人だけじゃさすがにひとつの営業所が成り立たないからね。あとはこのビルのもうひとつの営業所、I営業所の何人かにも声をかけるつもりだ。
それから残りは新規採用して、最初は二班か三班でスタートさせようと思っている」
他に誰が来るのか気にはなるけど…
基本的に営業の仕事は一匹狼だし。
麻美と一緒なら頑張れる気がするな…。
あたしが了解の返事をしようとした時意外な人物がまさかの発言をした。
「あたし…辞めます…」
突然そう言ったのは…麻美だった。
「あ、麻美…!何バカな事言ってるのよ!ちょっと落ち着きなさいって」
あたしがそう言うと麻美は冷めた目で言った。
「落ち着いてるよ、あたし。尚美の方が焦ってんじゃないの?」
「…………」
支社長が麻美に優しく尋ねる。
「時田くん…。辞めたいとは、どうしてかな?」
「あたし…。今回の事でこの仕事続けて行くのが怖くなりました…。日比谷さんがマネージャーなら心配ないと思いますけど…。
でも、ノルマをこなせるかっていうのは、毎月すごくストレスなんです…。もう、頑張れる自信がないんです…」
麻美は泣きながら支社長にそう話した。
あたしは気になっていた事を支社長に質問した。
「それは、もちろん。四人だけじゃさすがにひとつの営業所が成り立たないからね。あとはこのビルのもうひとつの営業所、I営業所の何人かにも声をかけるつもりだ。
それから残りは新規採用して、最初は二班か三班でスタートさせようと思っている」
他に誰が来るのか気にはなるけど…
基本的に営業の仕事は一匹狼だし。
麻美と一緒なら頑張れる気がするな…。
あたしが了解の返事をしようとした時意外な人物がまさかの発言をした。
「あたし…辞めます…」
突然そう言ったのは…麻美だった。
「あ、麻美…!何バカな事言ってるのよ!ちょっと落ち着きなさいって」
あたしがそう言うと麻美は冷めた目で言った。
「落ち着いてるよ、あたし。尚美の方が焦ってんじゃないの?」
「…………」
支社長が麻美に優しく尋ねる。
「時田くん…。辞めたいとは、どうしてかな?」
「あたし…。今回の事でこの仕事続けて行くのが怖くなりました…。日比谷さんがマネージャーなら心配ないと思いますけど…。
でも、ノルマをこなせるかっていうのは、毎月すごくストレスなんです…。もう、頑張れる自信がないんです…」
麻美は泣きながら支社長にそう話した。