朝礼終了後いつもの班ミーティングはなくいきなり営業に出るよう言われ、仕方なく麻美と共に営業所を出た。
「ねぇ、麻美。アンタどう思う?今回の藤堂の退職」
「よく…わからないよ…。なんで藤堂マネージャーが辞めるんだろ?
やっぱり、さすがにあんな非道なやり方は会社も認めなかったって事かな?」
「うん…。でもさ、うちの所長がすごく肩入れしてたのにだよ?そんな簡単に辞めるってのも…。ちょっと不自然じゃない?」
麻美はあたしの言葉を聞いて、深く考え込むような顔つきになった。
これは、何か裏があるんじゃないだろうか…?
ただでさえ疑り深い性格のあたしは、どうしてもすんなりと藤堂の退職を受け入れられなかった。
「とりあえず、どこ行く?」
アポも特別にとっていないあたし達は、当て所もなく車を走らせていた。
すると、あたしの携帯がけたたましく鳴った。
運転しているあたしのかわりに麻美が出てもいいかと聞いてきたので、お願いした。
「日比谷さん!今どこですか?…はい…わかりました…。え?あたし達はまだ、市内をウロチョロしてます。
はい、アポはとりあえずまだ取れてなくて。
じゃあ、今からそこへ向かいます」
そこまで話して、麻美は通話を終了させた。
「ねぇ、麻美。アンタどう思う?今回の藤堂の退職」
「よく…わからないよ…。なんで藤堂マネージャーが辞めるんだろ?
やっぱり、さすがにあんな非道なやり方は会社も認めなかったって事かな?」
「うん…。でもさ、うちの所長がすごく肩入れしてたのにだよ?そんな簡単に辞めるってのも…。ちょっと不自然じゃない?」
麻美はあたしの言葉を聞いて、深く考え込むような顔つきになった。
これは、何か裏があるんじゃないだろうか…?
ただでさえ疑り深い性格のあたしは、どうしてもすんなりと藤堂の退職を受け入れられなかった。
「とりあえず、どこ行く?」
アポも特別にとっていないあたし達は、当て所もなく車を走らせていた。
すると、あたしの携帯がけたたましく鳴った。
運転しているあたしのかわりに麻美が出てもいいかと聞いてきたので、お願いした。
「日比谷さん!今どこですか?…はい…わかりました…。え?あたし達はまだ、市内をウロチョロしてます。
はい、アポはとりあえずまだ取れてなくて。
じゃあ、今からそこへ向かいます」
そこまで話して、麻美は通話を終了させた。