営業所に戻ると、麻美が心配そうな顔をして近づいてきた。
「尚美…どうだった?」
「麻美、アンタ、藤堂に何言われても絶対に首を縦にふるんじゃないよ!
辞めるつもりで断るの!あたし、倫理委員会に訴えるから。わかった?」
麻美はあたしの勢いに怖気づいたのが、オロオロとしている。
あたしは早速、外に出て眞子に電話を入れた。
さっきの藤堂との顛末を話し、今から倫理委員会に訴える事を伝える。
すると眞子は、そんなあたしを優しく制した。
『飯田さん…、それは先輩で、年上でもあるあたしの役目だわ』
眞子に諭されたあたしは、とりあえずすぐに電話する事はやめにした。
そして眞子と、妙子、麻美と共に再び眞子の自宅に集まり作戦会議を開く。
「本社の倫理委員会に話す前に、所長に話した方がいいんじゃないでしょうか?」
麻美が提案する。
それはどうかな…と思っていると、案の定妙子が言った。
「時田さん、うちの所長がその話信じると思う?アイツ、藤堂の言いなりじゃんか。絶対うちらが負けると思うんだわ」
あたしは妙子の意見にウンウンとうなずいた。
「そうだね…。時田さんには申し訳ないけど、あたしも妙子と同意見」
眞子がそう言った。
「尚美…どうだった?」
「麻美、アンタ、藤堂に何言われても絶対に首を縦にふるんじゃないよ!
辞めるつもりで断るの!あたし、倫理委員会に訴えるから。わかった?」
麻美はあたしの勢いに怖気づいたのが、オロオロとしている。
あたしは早速、外に出て眞子に電話を入れた。
さっきの藤堂との顛末を話し、今から倫理委員会に訴える事を伝える。
すると眞子は、そんなあたしを優しく制した。
『飯田さん…、それは先輩で、年上でもあるあたしの役目だわ』
眞子に諭されたあたしは、とりあえずすぐに電話する事はやめにした。
そして眞子と、妙子、麻美と共に再び眞子の自宅に集まり作戦会議を開く。
「本社の倫理委員会に話す前に、所長に話した方がいいんじゃないでしょうか?」
麻美が提案する。
それはどうかな…と思っていると、案の定妙子が言った。
「時田さん、うちの所長がその話信じると思う?アイツ、藤堂の言いなりじゃんか。絶対うちらが負けると思うんだわ」
あたしは妙子の意見にウンウンとうなずいた。
「そうだね…。時田さんには申し訳ないけど、あたしも妙子と同意見」
眞子がそう言った。