顔面蒼白になっているあたしをよそに支社長が涼しい顔で言う。
「いやぁ、ごめんなさいね。肝心の内務次長が席を外してたら話になりませんよね」
「失礼しました。急な電話でどうしても席を外せませんでした。申し訳ありません」
氷メガネはあたしではなく支社長に向かって謝った。
フン…
どうせコイツはあたしに悪いだなんて思ってないんだ。
相変わらずヤなヤツ。
支社長は履歴書に沿ってあたしに色々と質問をした。
以前営業をやっていた時の事や退職理由、そして再びこの会社を受けようと思った理由も聞かれた。
あたしは氷メガネの手前もあって適当な事は言えなかった。
コイツは昔あたしが何故この会社を辞めたのか、その経緯を知っているから。
嘘をついても仕方がないと思ったあたしは包み隠さず事実を述べた。
およそ十五分くらいで面接は終了した。
結果はハローワークを通じて連絡すると言われ、あたしは部屋を後にした。
あー…早くタバコが吸いたい…。
久々に超ストレス感じちゃったよ。
エレベーターのボタンを押して来るのを待っていると、背後に人の気配を感じた。
そっと後ろをうかがう。
なんで…?
コイツがいるのよ…。
「いやぁ、ごめんなさいね。肝心の内務次長が席を外してたら話になりませんよね」
「失礼しました。急な電話でどうしても席を外せませんでした。申し訳ありません」
氷メガネはあたしではなく支社長に向かって謝った。
フン…
どうせコイツはあたしに悪いだなんて思ってないんだ。
相変わらずヤなヤツ。
支社長は履歴書に沿ってあたしに色々と質問をした。
以前営業をやっていた時の事や退職理由、そして再びこの会社を受けようと思った理由も聞かれた。
あたしは氷メガネの手前もあって適当な事は言えなかった。
コイツは昔あたしが何故この会社を辞めたのか、その経緯を知っているから。
嘘をついても仕方がないと思ったあたしは包み隠さず事実を述べた。
およそ十五分くらいで面接は終了した。
結果はハローワークを通じて連絡すると言われ、あたしは部屋を後にした。
あー…早くタバコが吸いたい…。
久々に超ストレス感じちゃったよ。
エレベーターのボタンを押して来るのを待っていると、背後に人の気配を感じた。
そっと後ろをうかがう。
なんで…?
コイツがいるのよ…。