あたしの言葉に富美子も笑顔で答えてくれる。

「うん！こっちこそよろしくね！なんか今回の事がきっかけででグループ長と水谷さん、すごく仲良しになったみたいなの。今まで水谷さんには友人らしい人がいなかったみたいだから嬉しくて…」

そーなんだ。水谷さんもアイツと同じだったんだね。

だったら尚更あたしも嬉しいよ。

確かにさっきからすっかり意気投合した雰囲気の二人は、ほんと楽しそうにしゃべってて。

敏生のあんなに嬉しそうな顔、あたしと一緒の時以外に見られるなんてね。

「ねえ、水谷さんって、あたしより二つ上でしょ？て事はアイツとは、七つも違うけど…話合うのかな？」

あたしは少し不安になって富美子に聞いてみた。
だけど富美子はそういう所はすごくあっけらかんとしていて。

「だいじょーぶでしょ。水谷さんって、すごく子供っぽいトコあるから！それにさ、グループ長もなんか水谷さんと似て、俺様だし、合うんじゃない？」

そっか…。
それなら安心だね。
アイツ、ほんとに友達いないからさ。