再び氷メガネの車に乗り込み、あたしは行先もわからぬままただ静かに座っていた。
すると氷メガネはコインパーキングに車をとめて降りる。
あたしも慌てて降りると、また勝手にどんどん歩き始めた。
ちょっと…
一体どーなってんの?
どこ行くつもり?
歩くのが早い氷メガネを追いかけるのは結構大変で。
あたしは途中でだんだん腹が立ってきた。
「ちょっと!アンタ一体何考えてんのよ?」
「来ればわかる」
だから!
どーいうつもりかって聞いてんでしょーが!
だけど、土地勘もないあたしはここで放置されたら困るから、氷メガネについて行くしかなかった。
そしてとある店の前で氷メガネは立ち止まり、臆する事なくその店に入った。
こんな田舎者のあたしでも知っているその店は…
有名な高級宝飾店だった。
氷メガネはカウンターにいる店員さんに「すみません、伊藤と申しますが…。頼んでいたものができたと伺いまして」と声を掛ける。
すると店員さんは一度あたし達を応接セットのような所に案内した。
待っている間、別の店員さんがコーヒーと小さなお菓子を運んできてくれる。
あたしはフカフカのソファに何度も座り直しながら、わけもわからず不安な思いでいっぱいになっていた。
すると氷メガネはコインパーキングに車をとめて降りる。
あたしも慌てて降りると、また勝手にどんどん歩き始めた。
ちょっと…
一体どーなってんの?
どこ行くつもり?
歩くのが早い氷メガネを追いかけるのは結構大変で。
あたしは途中でだんだん腹が立ってきた。
「ちょっと!アンタ一体何考えてんのよ?」
「来ればわかる」
だから!
どーいうつもりかって聞いてんでしょーが!
だけど、土地勘もないあたしはここで放置されたら困るから、氷メガネについて行くしかなかった。
そしてとある店の前で氷メガネは立ち止まり、臆する事なくその店に入った。
こんな田舎者のあたしでも知っているその店は…
有名な高級宝飾店だった。
氷メガネはカウンターにいる店員さんに「すみません、伊藤と申しますが…。頼んでいたものができたと伺いまして」と声を掛ける。
すると店員さんは一度あたし達を応接セットのような所に案内した。
待っている間、別の店員さんがコーヒーと小さなお菓子を運んできてくれる。
あたしはフカフカのソファに何度も座り直しながら、わけもわからず不安な思いでいっぱいになっていた。