空港からあたしのアパートまでは十五分くらいだから、アッという間に着いちゃう。
あたし達はまた、いつものごとく朝から派手に求め合い…
時間を気にするあたしとは正反対に、氷メガネは何回もあたしの事をいたぶろうとしてくる。
「もう…、これくらいにしとかないと、遅れるわよ…?」
あたしがそう言うと氷メガネはしぶしぶ納得してくれた。
化粧も直したり髪も整えなきゃいけない。
女は男みたいに服だけ着て、はい、出ましょうってわけにはいかないの!
あたしが準備している間もうしろからちょっかいを出す氷メガネに、あたしは何度となく怒鳴った。
店に到着すると富美子の車が既にとめてある。
「あ!ほらー、富美子もう来てるじゃないよ!アンタがしつこいから…」
思わず文句を言うあたしに氷メガネが、「別にいーだろ、ちょっとくらい遅れても」と言った。
まぁ…
時間厳守といつも言ってた元内務次長さんの発言とも思えぬ…。
店に入るとあの時の店員さんが出迎えてくれた。
案内された席に行くと、富美子と水谷さんが座っている。
あたし達の姿を見て二人が慌てて立ち上がった。
そして富美子が明らかに挙動不審な状態で氷メガネに挨拶する。
あたし達はまた、いつものごとく朝から派手に求め合い…
時間を気にするあたしとは正反対に、氷メガネは何回もあたしの事をいたぶろうとしてくる。
「もう…、これくらいにしとかないと、遅れるわよ…?」
あたしがそう言うと氷メガネはしぶしぶ納得してくれた。
化粧も直したり髪も整えなきゃいけない。
女は男みたいに服だけ着て、はい、出ましょうってわけにはいかないの!
あたしが準備している間もうしろからちょっかいを出す氷メガネに、あたしは何度となく怒鳴った。
店に到着すると富美子の車が既にとめてある。
「あ!ほらー、富美子もう来てるじゃないよ!アンタがしつこいから…」
思わず文句を言うあたしに氷メガネが、「別にいーだろ、ちょっとくらい遅れても」と言った。
まぁ…
時間厳守といつも言ってた元内務次長さんの発言とも思えぬ…。
店に入るとあの時の店員さんが出迎えてくれた。
案内された席に行くと、富美子と水谷さんが座っている。
あたし達の姿を見て二人が慌てて立ち上がった。
そして富美子が明らかに挙動不審な状態で氷メガネに挨拶する。