「富美子!元気だった?」
いつものように思いっきりハグをしてくる富美子に、同性ながら恥ずかしくなるあたし。
「うん!すっごく元気だよ!尚美ちゃんも元気そうだね」
そう言った後、あたしの耳元で小さい声で
「グループ長とはその後、どうなのよ…?色々聞きたいんだけど」
と言ってきた。
あたしも富美子にいっぱい聞いてもらいたいし、あたしが密かに企んでいる事もあって、帰りに二人でお茶しようと約束した。
「みんなは一緒じゃない方がいいの?」
屈託のない笑顔で聞いてくる富美子に、やっぱりそう来るか、とあたしは思う。
今度はあたしが富美子の耳元で小さい声でささやく。
「まだみんなには、アイツとの事、ナイショだから…」
あたしの言葉に富美子が目を丸くして驚き
「なんで?」と聞いてきたが、あたしはなんとかそれ以上はここで話を広げずそのまま着席した。
昼休憩もその後のトイレ休憩でも、誰もあたしと氷メガネの事には触れてこなかった。
やっぱり全然噂とかになってないみたいだわ…。
あのKYの矢部所長にも釘刺しといて正解だったわね。
そして研修の終盤で、支社長から補足説明があると言われてあたし達は姿勢を正す。
いつものように思いっきりハグをしてくる富美子に、同性ながら恥ずかしくなるあたし。
「うん!すっごく元気だよ!尚美ちゃんも元気そうだね」
そう言った後、あたしの耳元で小さい声で
「グループ長とはその後、どうなのよ…?色々聞きたいんだけど」
と言ってきた。
あたしも富美子にいっぱい聞いてもらいたいし、あたしが密かに企んでいる事もあって、帰りに二人でお茶しようと約束した。
「みんなは一緒じゃない方がいいの?」
屈託のない笑顔で聞いてくる富美子に、やっぱりそう来るか、とあたしは思う。
今度はあたしが富美子の耳元で小さい声でささやく。
「まだみんなには、アイツとの事、ナイショだから…」
あたしの言葉に富美子が目を丸くして驚き
「なんで?」と聞いてきたが、あたしはなんとかそれ以上はここで話を広げずそのまま着席した。
昼休憩もその後のトイレ休憩でも、誰もあたしと氷メガネの事には触れてこなかった。
やっぱり全然噂とかになってないみたいだわ…。
あのKYの矢部所長にも釘刺しといて正解だったわね。
そして研修の終盤で、支社長から補足説明があると言われてあたし達は姿勢を正す。