「なんでだよ…。なんでここまですんだよ…。いくらなんでも…ここまでする必要ねーだろ…」
うつむいて泣きながらしゃべる晴彦に、あたしは何が何だかわからないから声を掛ける事もできず。
「迷惑か…?」
不安な表情で晴彦に尋ねる氷メガネにも、あたしの心はざわつく。
一体何が…
あの封筒には何が入ってんの…?
あたしは素早くテーブルの上の封筒を取り、中身を出した。
「おいっ!尚美、お前何すんだよっ!」
慌ててあたしの手から封筒を奪い返そうとした氷メガネをサッと交わし。
封筒を逆さにして出てきたのは…
あたし名義の預金通帳だった…。
「ちょっと…何これ?」
あたしは出てきたものにビックリして思わず尋ねた。
「この前、ちょっと貸してって頼んだじゃねーかよ…」
氷メガネに言われて思い出した…。
いつもお金を出してもらう事に気が引けていたあたしは、自分にも払わせて欲しいと氷メガネにお願いした事があった。
だったら通帳作ってある程度金を入れて、それを俺に貸せって言われて…。
だけど、なんでこれが晴彦の合格祝いになんの?
あたしは疑問をそのまま口にした。
「なんで…。これが…祝いなの…?」
その疑問に答えたのは、氷メガネではなくて晴彦だった…。
うつむいて泣きながらしゃべる晴彦に、あたしは何が何だかわからないから声を掛ける事もできず。
「迷惑か…?」
不安な表情で晴彦に尋ねる氷メガネにも、あたしの心はざわつく。
一体何が…
あの封筒には何が入ってんの…?
あたしは素早くテーブルの上の封筒を取り、中身を出した。
「おいっ!尚美、お前何すんだよっ!」
慌ててあたしの手から封筒を奪い返そうとした氷メガネをサッと交わし。
封筒を逆さにして出てきたのは…
あたし名義の預金通帳だった…。
「ちょっと…何これ?」
あたしは出てきたものにビックリして思わず尋ねた。
「この前、ちょっと貸してって頼んだじゃねーかよ…」
氷メガネに言われて思い出した…。
いつもお金を出してもらう事に気が引けていたあたしは、自分にも払わせて欲しいと氷メガネにお願いした事があった。
だったら通帳作ってある程度金を入れて、それを俺に貸せって言われて…。
だけど、なんでこれが晴彦の合格祝いになんの?
あたしは疑問をそのまま口にした。
「なんで…。これが…祝いなの…?」
その疑問に答えたのは、氷メガネではなくて晴彦だった…。