ちょっと余裕を持って来たおかげで講義開始までにまだ時間があった。
あたしはいったん会議室に入ってから、すぐタバコを持って喫煙室へ向かった。
同期の中で喫煙者は三人。
あたしと祐実と奈津子だ。
祐実と奈津子はまだ子供にお乳やってるはずだけど…いいのかな?
…またあたしの悪いクセ。
どうでもいい事が気になっちゃう…。
二人はまだ来ていないから喫煙室にはあたし一人。
少しだけ窓を開けて、そこへ向かって煙を吐き出した。
柄にもなく心臓がドキドキしている。
平常心、平常心。
あたしは自分に言い聞かせた。
腕時計で時間を確認すると、そろそろいい時間になっていた。
喫煙室を出て、会議室へ戻る。
ドアを開けた所で
固まった…。
アイツ…
氷メガネが…
もう所定の席に座っていた。
慌てて時計を見る。
まだ開始時間じゃない。
五分前なのに。
あたしは焦って自分の席に座った。
すると、氷メガネがあたしに向かって冷たく言葉を吐く。
「飯田さん。講義開始十分前には着席しておくと、カリキュラム表に書いてありませんでしたか?」
しまった…。
そうだった。
コイツの言う通り、生徒であるあたしたちは十分前には座っとくんだった…。
あたしはいったん会議室に入ってから、すぐタバコを持って喫煙室へ向かった。
同期の中で喫煙者は三人。
あたしと祐実と奈津子だ。
祐実と奈津子はまだ子供にお乳やってるはずだけど…いいのかな?
…またあたしの悪いクセ。
どうでもいい事が気になっちゃう…。
二人はまだ来ていないから喫煙室にはあたし一人。
少しだけ窓を開けて、そこへ向かって煙を吐き出した。
柄にもなく心臓がドキドキしている。
平常心、平常心。
あたしは自分に言い聞かせた。
腕時計で時間を確認すると、そろそろいい時間になっていた。
喫煙室を出て、会議室へ戻る。
ドアを開けた所で
固まった…。
アイツ…
氷メガネが…
もう所定の席に座っていた。
慌てて時計を見る。
まだ開始時間じゃない。
五分前なのに。
あたしは焦って自分の席に座った。
すると、氷メガネがあたしに向かって冷たく言葉を吐く。
「飯田さん。講義開始十分前には着席しておくと、カリキュラム表に書いてありませんでしたか?」
しまった…。
そうだった。
コイツの言う通り、生徒であるあたしたちは十分前には座っとくんだった…。