「ただいま」
待ちに待った晴彦のご帰還だ。
あたしは玄関を入ってきたばかりの晴彦に言った。
「ちょっと話したい事あるんだけど、時間ある?」
受験勉強をしている晴彦にとって時間は貴重だ。
一分一秒が惜しいはず。
そう思ってあたしは晴彦に尋ねた。
晴彦はその持ち前の勘の良さであたしの話がただ事ではないと察知した。
「わかった。いいよ」
夕飯を食べた後で話をする事にし、とりあえず仕度に取りかかる。
今日のメニューはカレーライス。
ルーの箱に書かれた通りに作るとおいしくできるという噂通り、材料と分量をきっちり合わせて作ったカレーはまあまあの出来だ。
そそくさと食べ終えて、早速あたしは晴彦に話を切り出した。
「早速なんだけどアンタ、アイツと毎日メールしてるんだって?」
まどろっこしい事が嫌いなあたしは単刀直入に尋ねる。
「え?なんだよ、いきなりすぎじゃね?」
晴彦はそう言いながらも、どこか嫌そうではなくて。
「ごめんね。まわりくどいの好きじゃないんだわ。アンタだってその事はわかってんでしょーが。で、どうなの?言っとくけど、これはアイツが教えてくれたんだからね」
あたしの言葉に驚いたのか、晴彦は一瞬目を見開いてあたしをジッと見つめた。
「ほんとに?ほんとに…敏生さんがゲロったのか?」
「アイツが言わなきゃ誰が言うの?アンタとアイツの秘密だったんでしょ?」
待ちに待った晴彦のご帰還だ。
あたしは玄関を入ってきたばかりの晴彦に言った。
「ちょっと話したい事あるんだけど、時間ある?」
受験勉強をしている晴彦にとって時間は貴重だ。
一分一秒が惜しいはず。
そう思ってあたしは晴彦に尋ねた。
晴彦はその持ち前の勘の良さであたしの話がただ事ではないと察知した。
「わかった。いいよ」
夕飯を食べた後で話をする事にし、とりあえず仕度に取りかかる。
今日のメニューはカレーライス。
ルーの箱に書かれた通りに作るとおいしくできるという噂通り、材料と分量をきっちり合わせて作ったカレーはまあまあの出来だ。
そそくさと食べ終えて、早速あたしは晴彦に話を切り出した。
「早速なんだけどアンタ、アイツと毎日メールしてるんだって?」
まどろっこしい事が嫌いなあたしは単刀直入に尋ねる。
「え?なんだよ、いきなりすぎじゃね?」
晴彦はそう言いながらも、どこか嫌そうではなくて。
「ごめんね。まわりくどいの好きじゃないんだわ。アンタだってその事はわかってんでしょーが。で、どうなの?言っとくけど、これはアイツが教えてくれたんだからね」
あたしの言葉に驚いたのか、晴彦は一瞬目を見開いてあたしをジッと見つめた。
「ほんとに?ほんとに…敏生さんがゲロったのか?」
「アイツが言わなきゃ誰が言うの?アンタとアイツの秘密だったんでしょ?」