営業所のドアを開けて、所長を探す。
いたいた!
ちゃんと机に座ってる…。
よし!
「あの…所長、ちょっとよろしいですか?」
「はい。どうしたの?飯田さん」
矢部奏人、三十三歳。
うちの所長。
若いけど仕事はかなりできるし、ハートが熱い人だ。
しかも結構イケメン。
俳優の谷〇章介にちょっと似ている。
ただ、KYな所があって、それが玉に瑕なんだけど…
入社する前、書類を提出したりしに営業所に来た時、ささやかなプレゼントだと言われて所長があるものをくれた。
なんてことはない、普通の透明のクリアファイルなんだけど…
そのクリアファイルには、なんとあたしの似顔絵が描いてあった…。
しかもかなりデフォルメされて…
もらった時、衝撃のあまり声が出なかった。
所長はそんなあたしの様子を勘違いして、「感動したでしょ!大切に使ってね!」なんて言って一人ではしゃいでた。
まあ、これはどっちかというと、嬉しいというよりは迷惑なんだけどね。
それは置いといて、とにかく色々愚痴聞いてくれたり不安も全部受け止めてくれるいい上司。
あたしが昔いた頃の所長とは格段に違う。
比べるのも腹立たしいくらい。
矢部所長はあたしの様子を見て、奥の接客スペースへと移動した。
こういうところも、ちゃんと見てるんだよね。
様子がおかしかったりすると、さり気なくフォロー入れてくれたりするから。
いたいた!
ちゃんと机に座ってる…。
よし!
「あの…所長、ちょっとよろしいですか?」
「はい。どうしたの?飯田さん」
矢部奏人、三十三歳。
うちの所長。
若いけど仕事はかなりできるし、ハートが熱い人だ。
しかも結構イケメン。
俳優の谷〇章介にちょっと似ている。
ただ、KYな所があって、それが玉に瑕なんだけど…
入社する前、書類を提出したりしに営業所に来た時、ささやかなプレゼントだと言われて所長があるものをくれた。
なんてことはない、普通の透明のクリアファイルなんだけど…
そのクリアファイルには、なんとあたしの似顔絵が描いてあった…。
しかもかなりデフォルメされて…
もらった時、衝撃のあまり声が出なかった。
所長はそんなあたしの様子を勘違いして、「感動したでしょ!大切に使ってね!」なんて言って一人ではしゃいでた。
まあ、これはどっちかというと、嬉しいというよりは迷惑なんだけどね。
それは置いといて、とにかく色々愚痴聞いてくれたり不安も全部受け止めてくれるいい上司。
あたしが昔いた頃の所長とは格段に違う。
比べるのも腹立たしいくらい。
矢部所長はあたしの様子を見て、奥の接客スペースへと移動した。
こういうところも、ちゃんと見てるんだよね。
様子がおかしかったりすると、さり気なくフォロー入れてくれたりするから。