「麻美!お願いだから所長を責めないで!
所長は悪くないの!悪いのはアイツなんだって!」
あたしがベッドから起き上がって叫んだから、麻美は慌ててあたしを支えようと立ち上がった。
「ちょっと…尚美…それ、どういう事なの…?」
あたしは氷メガネが所長に自らあたしとの事をしゃべったと、かいつまんで説明した。
もちろん公私混同しまくりの発言の部分は伏せたけど。
「そうだったんだ…。すいません!所長!あたし勘違いして、失礼な事を!」
謝る麻美に所長はいつもの笑顔で、
「いいよ、いいよ」
と受け流してくれた。
「そうだ、飯田さん、なにか飲みたいものとかない?僕買ってきますよ?」
ちょうど喉が渇いてたから、あたしはお言葉に甘えてコーヒーを頼んだ。
所長が病室を出て行ったあと、まだ仕事が終わっていなかった麻美もら帰って行った。
忙しいのに迷惑かけちゃった…。
ほんとドジっちゃったわ。
このクソ忙しい時に事故るなんて…
そうだ…
あたしのバッグってどこにあるんだろ?
点滴をしている側の腕を気にしながらあたしはそっとベッドから降り立ち、病室を見て回った。
ロッカーのような所を開けるとそこにはあたしの営業用と私用の二つのバッグが入っていた。
あたしは私用のバッグから携帯を取りだし、晴彦にだけはすぐに連絡を入れた。
所長は悪くないの!悪いのはアイツなんだって!」
あたしがベッドから起き上がって叫んだから、麻美は慌ててあたしを支えようと立ち上がった。
「ちょっと…尚美…それ、どういう事なの…?」
あたしは氷メガネが所長に自らあたしとの事をしゃべったと、かいつまんで説明した。
もちろん公私混同しまくりの発言の部分は伏せたけど。
「そうだったんだ…。すいません!所長!あたし勘違いして、失礼な事を!」
謝る麻美に所長はいつもの笑顔で、
「いいよ、いいよ」
と受け流してくれた。
「そうだ、飯田さん、なにか飲みたいものとかない?僕買ってきますよ?」
ちょうど喉が渇いてたから、あたしはお言葉に甘えてコーヒーを頼んだ。
所長が病室を出て行ったあと、まだ仕事が終わっていなかった麻美もら帰って行った。
忙しいのに迷惑かけちゃった…。
ほんとドジっちゃったわ。
このクソ忙しい時に事故るなんて…
そうだ…
あたしのバッグってどこにあるんだろ?
点滴をしている側の腕を気にしながらあたしはそっとベッドから降り立ち、病室を見て回った。
ロッカーのような所を開けるとそこにはあたしの営業用と私用の二つのバッグが入っていた。
あたしは私用のバッグから携帯を取りだし、晴彦にだけはすぐに連絡を入れた。