「もういい。わかったわ。これ以上お話する事はないようね。一応、正々堂々と宣戦布告したかっただけなの。裏でコソコソするのは趣味じゃないから。申し訳ないけど、駅まで送ってくださる?」
そう言われたあたしは無言のまま駅へ向かい、ロータリーで止めると香菜さんも無言のまま車を降りた。
そして真っ直ぐ駅へ向かって歩き出した。
膝丈のスカートから伸びる足は、筋肉など全くついていないキレイな足で。
あたしのように営業で毎日ヒールで歩き回っている足とは比べ物にならない。
あたしは颯爽と歩いて行く香菜さんの背中を見ながらため息を落とした。
きっと今から氷メガネに会いに行くんだろう…。
でも、大丈夫。
あたしは折れそうになる気持ちを立て直そうと、自分に言い聞かせる。
絶対に彼女になびく事はない…
そう、思いたい…。
そのまま営業所に戻ると、まだ出かけずに残っていた麻美が心配そうな顔で近づいてきた。
「ちょっと…尚美…だいじょぶだったの?」
「うん…ごめんね。心配かけて…」
心配する麻美にあたしは香菜さんと話した事を隠さずにすべて打ち明けた。
きっと麻美はあたしの味方でいてくれるから…。
そう言われたあたしは無言のまま駅へ向かい、ロータリーで止めると香菜さんも無言のまま車を降りた。
そして真っ直ぐ駅へ向かって歩き出した。
膝丈のスカートから伸びる足は、筋肉など全くついていないキレイな足で。
あたしのように営業で毎日ヒールで歩き回っている足とは比べ物にならない。
あたしは颯爽と歩いて行く香菜さんの背中を見ながらため息を落とした。
きっと今から氷メガネに会いに行くんだろう…。
でも、大丈夫。
あたしは折れそうになる気持ちを立て直そうと、自分に言い聞かせる。
絶対に彼女になびく事はない…
そう、思いたい…。
そのまま営業所に戻ると、まだ出かけずに残っていた麻美が心配そうな顔で近づいてきた。
「ちょっと…尚美…だいじょぶだったの?」
「うん…ごめんね。心配かけて…」
心配する麻美にあたしは香菜さんと話した事を隠さずにすべて打ち明けた。
きっと麻美はあたしの味方でいてくれるから…。