さすが、福富トレーナー。
さらっと言っちゃうよね、自分の過去まで…。
そういうとこ、結構好きなんだよね。
ニヤけていると、トレーナーがあたしを見ながら言った。
「じゃあ次は、飯田さんね」
「は?なんであたし?順番的には、時計回りでしょ?」
「そんなのは関係ないの!権限はトレーナーにあるのじゃ!」
みんな、あたしたちのやりとりが面白かったようでクスクスと笑っている。
いい具合に緊張をほぐしたな…。
さすがこの道が長いだけの事はあるね。
あたしは観念して、自己紹介を始めた。
「えっと…。飯田尚美、四十一歳です…。家族は…高校生の息子が一人です。ちなみにあたしもバツイチです…。こんな感じでいいの?」
あたしは福富トレーナーを見ながら言った。
「うーん…。なんか物足りない気もするけど…。今日はそれが本題じゃないから、いいや。また追々、みんなの素性聞き出しちゃうからね~」
福富トレーナーは、おちゃらけ気味にそう言った。
あたしの次は、塚本さんだ。
「塚本富美子です。年は、飯田さんのひとつ上で、四十二歳です。家族はダンナと子供が二人で…実は…あたしもバツイチです…」
さらっと言っちゃうよね、自分の過去まで…。
そういうとこ、結構好きなんだよね。
ニヤけていると、トレーナーがあたしを見ながら言った。
「じゃあ次は、飯田さんね」
「は?なんであたし?順番的には、時計回りでしょ?」
「そんなのは関係ないの!権限はトレーナーにあるのじゃ!」
みんな、あたしたちのやりとりが面白かったようでクスクスと笑っている。
いい具合に緊張をほぐしたな…。
さすがこの道が長いだけの事はあるね。
あたしは観念して、自己紹介を始めた。
「えっと…。飯田尚美、四十一歳です…。家族は…高校生の息子が一人です。ちなみにあたしもバツイチです…。こんな感じでいいの?」
あたしは福富トレーナーを見ながら言った。
「うーん…。なんか物足りない気もするけど…。今日はそれが本題じゃないから、いいや。また追々、みんなの素性聞き出しちゃうからね~」
福富トレーナーは、おちゃらけ気味にそう言った。
あたしの次は、塚本さんだ。
「塚本富美子です。年は、飯田さんのひとつ上で、四十二歳です。家族はダンナと子供が二人で…実は…あたしもバツイチです…」