そして研修初日。
まずはいったん営業所へ顔を出す。
研修は同じビルの四階の会議室で行われる。
くしくもあの面接で使っていた部屋だ。
「おはようございます」
挨拶するとみんなが振り返る。
「尚美さん!今日からですか?」
一番先に飛んできたのはやっぱり美晴だ。
「また一緒に働けるなんて、嬉しいですっ!よろしくお願いしますね~」
笑顔がわざとらしいが、今日はまあ…いじらずにいよう…。
「よろしくね…」
あたしは美晴にそれだけ言ってから他にいる職員たちに簡単な挨拶を済ませ、四階へ向かった。
おそるおそるドアを開けて中に入ると…既に四人着席している…。
という事は、あたしが最後って事か。
「…おはよう、ございます…」
警戒モード丸出しで挨拶すると全員が笑顔で「おはようございます!」と返してくれた。
あたしは驚きで一瞬足が止まってしまった。
そこから動けずにいると、四人のうち一番若そうな子が「座る場所に名札が置いてありますから、そこに座るみたいです」と教えてくれた。
あたしはハッとして机を見る。
面接の時にも置いてあった長机が「コ」の字に並べてある。
そして一人ずつ名札が置いてある所に座っていた。
まずはいったん営業所へ顔を出す。
研修は同じビルの四階の会議室で行われる。
くしくもあの面接で使っていた部屋だ。
「おはようございます」
挨拶するとみんなが振り返る。
「尚美さん!今日からですか?」
一番先に飛んできたのはやっぱり美晴だ。
「また一緒に働けるなんて、嬉しいですっ!よろしくお願いしますね~」
笑顔がわざとらしいが、今日はまあ…いじらずにいよう…。
「よろしくね…」
あたしは美晴にそれだけ言ってから他にいる職員たちに簡単な挨拶を済ませ、四階へ向かった。
おそるおそるドアを開けて中に入ると…既に四人着席している…。
という事は、あたしが最後って事か。
「…おはよう、ございます…」
警戒モード丸出しで挨拶すると全員が笑顔で「おはようございます!」と返してくれた。
あたしは驚きで一瞬足が止まってしまった。
そこから動けずにいると、四人のうち一番若そうな子が「座る場所に名札が置いてありますから、そこに座るみたいです」と教えてくれた。
あたしはハッとして机を見る。
面接の時にも置いてあった長机が「コ」の字に並べてある。
そして一人ずつ名札が置いてある所に座っていた。