「まぁ…麻美はともかく…。藤堂はさ。あの女、結局は返り咲いてなおかつ役員って。たまにここにも来るって聞いてるけど」
「ほらっ!やっぱり知ってるんじゃないですか。確かに来るっちゃ来ますけど…一ヶ月に一回あるかないかですよ。それに、営業じゃないから口出しはされないですし。むしろ事務の方が大変ですよ。あの人が来たらお茶出したりしないといけないじゃないですか?」
そうだった…。
確かに事務員として営業所に勤めるという事は…
一日中所内にいるわけだから来客の応対もしなければいけない。
で、あの女…
あたしが辞めた原因のアイツが来たら当然お茶出しはあたしの仕事って事か…。
そりゃちょっとキツイな…。
「尚美さ~ん、お願いですからまた一緒に営業やりましょうよぉ~。あたし、尚美さんが辞めちゃってから、話せる人いなくってすごく寂しかったんですよぉ~」
美晴があたしの手を握りフリフリしながら言った。
「よく言うよ。あたしが辞めてから電話はおろかメールすら一回もくれなかったくせに」
「あっ…!だって、それは…忙しいですし…。尚美さんだって一人で息子さん育ててるから大変かなぁって、それでなかなか…」
美晴の話を腰を折る。
「無理しないでいいよ。アンタだってあたしといつまでも仲良くしてちゃあの女に睨まれるもんね」
美晴はバツが悪そうにうつむいた。
「ほらっ!やっぱり知ってるんじゃないですか。確かに来るっちゃ来ますけど…一ヶ月に一回あるかないかですよ。それに、営業じゃないから口出しはされないですし。むしろ事務の方が大変ですよ。あの人が来たらお茶出したりしないといけないじゃないですか?」
そうだった…。
確かに事務員として営業所に勤めるという事は…
一日中所内にいるわけだから来客の応対もしなければいけない。
で、あの女…
あたしが辞めた原因のアイツが来たら当然お茶出しはあたしの仕事って事か…。
そりゃちょっとキツイな…。
「尚美さ~ん、お願いですからまた一緒に営業やりましょうよぉ~。あたし、尚美さんが辞めちゃってから、話せる人いなくってすごく寂しかったんですよぉ~」
美晴があたしの手を握りフリフリしながら言った。
「よく言うよ。あたしが辞めてから電話はおろかメールすら一回もくれなかったくせに」
「あっ…!だって、それは…忙しいですし…。尚美さんだって一人で息子さん育ててるから大変かなぁって、それでなかなか…」
美晴の話を腰を折る。
「無理しないでいいよ。アンタだってあたしといつまでも仲良くしてちゃあの女に睨まれるもんね」
美晴はバツが悪そうにうつむいた。