その男性が示した席、つまりはあたしの隣の席にバッグが置いてあった。
しまった…
タバコを取り出したあと向かい側の椅子に置こうと思ってたのについ隣に置きっぱなしにしてた!
しかもいつの間にか店は客でいっぱいで空いている席はそこしかなかった。
「スミマセン!誰も来ません、空いてます!」
あたしは慌ててバッグを取って男性に謝った。
「申し訳ないです…。あなたのバッグかどうかわからなかったですけど、思い切って聞いてみました…」
その男性はニコっと微笑みながらあたしにそう言った。
なんかすごく感じのいい人だわ…。
あたしは素直にそう思った。
今は喫煙者が行き場をなくしてる時代だから、こうやって喫煙室を設けてくれてる喫茶店は貴重だった。
隣の男性もすぐにタバコに火をつけて一服してるところを見ると、やっぱりあたしとおんなじだなと思った。
じっと見ていると、目が合ってしまった。
しまった…
タバコを取り出したあと向かい側の椅子に置こうと思ってたのについ隣に置きっぱなしにしてた!
しかもいつの間にか店は客でいっぱいで空いている席はそこしかなかった。
「スミマセン!誰も来ません、空いてます!」
あたしは慌ててバッグを取って男性に謝った。
「申し訳ないです…。あなたのバッグかどうかわからなかったですけど、思い切って聞いてみました…」
その男性はニコっと微笑みながらあたしにそう言った。
なんかすごく感じのいい人だわ…。
あたしは素直にそう思った。
今は喫煙者が行き場をなくしてる時代だから、こうやって喫煙室を設けてくれてる喫茶店は貴重だった。
隣の男性もすぐにタバコに火をつけて一服してるところを見ると、やっぱりあたしとおんなじだなと思った。
じっと見ていると、目が合ってしまった。