「寝とけ。着いたら起こしてやるから」
…だから…
あなたは一体誰ですか…?
もう完全に、いつものキャラ、崩壊してますけど…?
それともやっぱり…
これは夢なんだろうか…?
あたしはボーっとした頭で、考えても仕方ない事ばかり考えていた。
考えているうち、気づいたらまた寝てしまってた…。
そして次に気づいたときは、見慣れた自分の布団の中にいた。
目が覚めた時見た事のある天井の模様にギョッとした。
だって家に帰った自覚がなかったから…
慌てて窓の外を見ると、あたしの車がちゃんといつもの所にとめてある。
やっぱりあたし、夢見てたんだよ、うん、そうに違いない。
翌日、まだ熱っぽさが残る身体と頭痛とでとても仕事どころではなかった。
あたしは麻美に電話を入れ、体調悪くて休みたいと伝えたあと再び布団に入る。
ノックと同時に息子の晴彦が部屋に入ってきた。
「おい、大丈夫か?」
「…うん、多分…。ごめんね…昨日からずっと寝っぱなしで…。どうやって家に帰ったかも…よく、覚えてなくてさ…」
「は?覚えてないって、昨日男に送ってもらってたのは?」
あたしは晴彦の発言に熱も吹き飛ぶかと思うくらい驚いた。
「何だって?どういう事?」
晴彦は呆れたように言った。
「昨日、十時過ぎにさ、メガネの男が母さんおぶって帰ってきて。風邪ひいてるみたいだからって、薬と、これ、俺にもよかったら食べろって。くれたんだぜ。覚えてねーの?」
…だから…
あなたは一体誰ですか…?
もう完全に、いつものキャラ、崩壊してますけど…?
それともやっぱり…
これは夢なんだろうか…?
あたしはボーっとした頭で、考えても仕方ない事ばかり考えていた。
考えているうち、気づいたらまた寝てしまってた…。
そして次に気づいたときは、見慣れた自分の布団の中にいた。
目が覚めた時見た事のある天井の模様にギョッとした。
だって家に帰った自覚がなかったから…
慌てて窓の外を見ると、あたしの車がちゃんといつもの所にとめてある。
やっぱりあたし、夢見てたんだよ、うん、そうに違いない。
翌日、まだ熱っぽさが残る身体と頭痛とでとても仕事どころではなかった。
あたしは麻美に電話を入れ、体調悪くて休みたいと伝えたあと再び布団に入る。
ノックと同時に息子の晴彦が部屋に入ってきた。
「おい、大丈夫か?」
「…うん、多分…。ごめんね…昨日からずっと寝っぱなしで…。どうやって家に帰ったかも…よく、覚えてなくてさ…」
「は?覚えてないって、昨日男に送ってもらってたのは?」
あたしは晴彦の発言に熱も吹き飛ぶかと思うくらい驚いた。
「何だって?どういう事?」
晴彦は呆れたように言った。
「昨日、十時過ぎにさ、メガネの男が母さんおぶって帰ってきて。風邪ひいてるみたいだからって、薬と、これ、俺にもよかったら食べろって。くれたんだぜ。覚えてねーの?」