だけどまだ冬でもないのに甘酒やらクリームシチューやら…
季節が逆転してるみたいだ…。

気が付くと氷メガネがいない…。
あたしがあれこれ考えているうちにいつのまにか部屋から出て行ってたんだ…。
もう一度ベッドに大の字に寝そべる。

「あ~!疲れた!」

大きな声で一言発したと同時にドアが開いて、氷メガネが入ってきた。
しまった!
今の、聞かれちゃった?

氷メガネはトレイの上に今度は別の容器を載せていた。

「こちらに持ってきましたが、よければダイニングで食べませんか?」

「…はい…」

あたしは言われるがまま氷メガネについて行った。

なんかすごい高級そうなマンションに、今さらだけど、驚く。
だけど、インテリアはシンプルな感じであまり生活感がない。

…ところが…

リビングを通って、キッチンとダイニングに入った時、あたしの印象はガラリと変わった…。

キッチンはまるでレストランの厨房のようにピカピカに磨かれ、調理器具が山ほど揃っている…。

うちの台所と全然違う…。
しかも、ここは台所とは言い難い。

やっぱり厨房と呼ぶのがふさわしい。