突然立ち止まったあたしに、氷メガネが気づいて立ち止まる。
「どうかしましたか?」
「あの…同期とお茶する約束してたの…すっかり忘れてました…。あ、それで、今日はやっぱりいいです。通販で注文して、新しいのが来るまでは補修してなんとかしますから…」
あたしがそう言うと、氷メガネはあたしの携帯をスッと奪った。
「ちょっと…!何するんですか…?」
そして何やら操作をして話し始めた。
「もしもし。塚本さんですか?私、支社の伊藤ですが。飯田さんは急な仕事が入って、今から私と同行する事になりましたので、申し訳ありませんが、本日のお約束はキャンセルします」
「ちょっと…勝手に何言ってんですか…!」
「あなたが言いにくかろうと思って、かわりに言ってあげたまでです。いけませんか?」
そりゃ…
確かに、急に行けないとか…
その理由とか…
言いにくいとは思ったけど…
「これで、もう心配ごとはありませんか?」
「え?」
「時間の心配をしなくてもいいのかと、聞いています」
「あ…はい…。大、丈夫です…」
「それでは行きましょう。私の車に乗って下さい。帰りはここまで送りますから」
「…はい…」
なんか完全に氷メガネのペースになってる気がするんだけど…。
あたしはなんか腑に落ちない思いのまま、氷メガネについて行った。
「どうかしましたか?」
「あの…同期とお茶する約束してたの…すっかり忘れてました…。あ、それで、今日はやっぱりいいです。通販で注文して、新しいのが来るまでは補修してなんとかしますから…」
あたしがそう言うと、氷メガネはあたしの携帯をスッと奪った。
「ちょっと…!何するんですか…?」
そして何やら操作をして話し始めた。
「もしもし。塚本さんですか?私、支社の伊藤ですが。飯田さんは急な仕事が入って、今から私と同行する事になりましたので、申し訳ありませんが、本日のお約束はキャンセルします」
「ちょっと…勝手に何言ってんですか…!」
「あなたが言いにくかろうと思って、かわりに言ってあげたまでです。いけませんか?」
そりゃ…
確かに、急に行けないとか…
その理由とか…
言いにくいとは思ったけど…
「これで、もう心配ごとはありませんか?」
「え?」
「時間の心配をしなくてもいいのかと、聞いています」
「あ…はい…。大、丈夫です…」
「それでは行きましょう。私の車に乗って下さい。帰りはここまで送りますから」
「…はい…」
なんか完全に氷メガネのペースになってる気がするんだけど…。
あたしはなんか腑に落ちない思いのまま、氷メガネについて行った。