エレベーターで一階に降りて自販機が何台か並んだスペースに行く。
どこのコーヒーでも同じかもしれないけど、あたしは個人的にお気に入りのがある。
それが入っている自販機に向かうと、タイミングが悪い事に先客がいた。
少し離れた所で待つ。
だけどなかなかその人は、あたしのお目当ての自販機のそばから離れようとしない。
一体何やってんのよ…。
あたしは少しイラつきながら、その人のそばへ近寄った。
ゲッ!!
なんでよりにもよって…
そこにいたのは…
氷メガネだった…。
こだわりを捨てて別のコーヒーを飲んでもいいはずなのに、そうする事がまるでコイツに負けるような気がして。
あたしは自販機の所で何やらゴソゴソと動いている氷メガネに向かって言葉を放った。
「すいません。急いでるんですけどまだかかりそうですか?」
少しトゲのある言い方に驚いたように氷メガネが振り返った。
「…また…あなたですか…」
「別にあたしもあなたがいるとわかってたら来てませんから!」
「それは私のセリフです」
ムムム…
相変わらずムカつくヤツ…。
時間が迫っているから、コイツとここで言い合う事は無意味だとわかっていたが、何にそんな時間がかかっているのか不思議に思い尋ねた。
どこのコーヒーでも同じかもしれないけど、あたしは個人的にお気に入りのがある。
それが入っている自販機に向かうと、タイミングが悪い事に先客がいた。
少し離れた所で待つ。
だけどなかなかその人は、あたしのお目当ての自販機のそばから離れようとしない。
一体何やってんのよ…。
あたしは少しイラつきながら、その人のそばへ近寄った。
ゲッ!!
なんでよりにもよって…
そこにいたのは…
氷メガネだった…。
こだわりを捨てて別のコーヒーを飲んでもいいはずなのに、そうする事がまるでコイツに負けるような気がして。
あたしは自販機の所で何やらゴソゴソと動いている氷メガネに向かって言葉を放った。
「すいません。急いでるんですけどまだかかりそうですか?」
少しトゲのある言い方に驚いたように氷メガネが振り返った。
「…また…あなたですか…」
「別にあたしもあなたがいるとわかってたら来てませんから!」
「それは私のセリフです」
ムムム…
相変わらずムカつくヤツ…。
時間が迫っているから、コイツとここで言い合う事は無意味だとわかっていたが、何にそんな時間がかかっているのか不思議に思い尋ねた。