かばんから預かった保険料入れ専用のビニールケースを出し、中から現金を取り出す。
書類と合わせ、金額を確認したところであれ?と思った。
なんで?
一万円足りない?
おかしいな…。
確かに確認してから領収きったもんね、そんなはずは…
あたしはまさかと思いながらも、かばんの中のものをすべて出して、くまなく一万円札を探す。
でもどこにも見当たらない。
焦ったあたしはすぐエステサロンに電話を入れた。
『ありがとうございます。エステサロン ラ・ヴィータでございます』
「あ、あの…すみません。KK生命の飯田と申しますが…。オーナーいらっしゃいますか?」
逸る心臓を鎮めるように、右手で左胸をさすりながら待っていると、おなじみの声が聞こえた。
『もしもし。お電話変わりました。さきほどはどうも』
「あの、すみません。さっき頂いた保険料なんですけど、ちょっと金額が合わないんです…」
あたしの言った言葉にオーナーの声色が変わった。
『…どういう事ですか?だって、ご自身で確認してから領収書くれたじゃない』
「そう、なんですけど…。でも、ビニールケースからは出してないので、その中の金額が足りないんです…」
あたしは思い切ってそう言った。
書類と合わせ、金額を確認したところであれ?と思った。
なんで?
一万円足りない?
おかしいな…。
確かに確認してから領収きったもんね、そんなはずは…
あたしはまさかと思いながらも、かばんの中のものをすべて出して、くまなく一万円札を探す。
でもどこにも見当たらない。
焦ったあたしはすぐエステサロンに電話を入れた。
『ありがとうございます。エステサロン ラ・ヴィータでございます』
「あ、あの…すみません。KK生命の飯田と申しますが…。オーナーいらっしゃいますか?」
逸る心臓を鎮めるように、右手で左胸をさすりながら待っていると、おなじみの声が聞こえた。
『もしもし。お電話変わりました。さきほどはどうも』
「あの、すみません。さっき頂いた保険料なんですけど、ちょっと金額が合わないんです…」
あたしの言った言葉にオーナーの声色が変わった。
『…どういう事ですか?だって、ご自身で確認してから領収書くれたじゃない』
「そう、なんですけど…。でも、ビニールケースからは出してないので、その中の金額が足りないんです…」
あたしは思い切ってそう言った。