だからと言って安易に営業職に戻るのは…やっぱり不安だった。
あんな事があったんだし…
『ねえ、尚美…。あの時はさ、あたしもただの営業職員でなんの力もなかったから、尚美の決断に従うしかなかった。でもね、今は違うよ?まがりなりにもマネージャーという立場になったんだからね。それなりの力もあるのよ。今度は大丈夫だから。何かあっても、絶対にあたしが尚美を守るから。だから安心して…また一緒に働こうよ…』
麻美の言葉が胸にジンとしみていく。
確かに麻美はやると言ったらやる女だ。
昔は泣き虫でいつもあたしの後ろに隠れてしまうような気弱な子だったけど。
今ではその時と同一人物とは思えないほど行動力も、判断力もある。
麻美がここまで言ってくれるなら…考えてみようか…。
でも…
辞めた時のいざこざが結構重たい内容だったから…
会社があたしを採用してくれるのか…、疑問もある。
「ありがと…麻美…。でもさ、辞めた時の状況考えると…難しいよ、多分…。会社もその事わかってるのに、採用しないと思うよ」
『尚美、あの時の事はね、アンタが辞めた後、色々波紋を呼んだんだよ。別の班の人達も、尚美が辞めたいきさつを聞いて怒って会社に抗議してくれたの…。美晴の班の人もみんな、尚美がそんな事するわけないって、言ってくれたんだよ…』
麻美の言葉に驚く。
そんな事があったなんて、全然知らなかった…。
あんな事があったんだし…
『ねえ、尚美…。あの時はさ、あたしもただの営業職員でなんの力もなかったから、尚美の決断に従うしかなかった。でもね、今は違うよ?まがりなりにもマネージャーという立場になったんだからね。それなりの力もあるのよ。今度は大丈夫だから。何かあっても、絶対にあたしが尚美を守るから。だから安心して…また一緒に働こうよ…』
麻美の言葉が胸にジンとしみていく。
確かに麻美はやると言ったらやる女だ。
昔は泣き虫でいつもあたしの後ろに隠れてしまうような気弱な子だったけど。
今ではその時と同一人物とは思えないほど行動力も、判断力もある。
麻美がここまで言ってくれるなら…考えてみようか…。
でも…
辞めた時のいざこざが結構重たい内容だったから…
会社があたしを採用してくれるのか…、疑問もある。
「ありがと…麻美…。でもさ、辞めた時の状況考えると…難しいよ、多分…。会社もその事わかってるのに、採用しないと思うよ」
『尚美、あの時の事はね、アンタが辞めた後、色々波紋を呼んだんだよ。別の班の人達も、尚美が辞めたいきさつを聞いて怒って会社に抗議してくれたの…。美晴の班の人もみんな、尚美がそんな事するわけないって、言ってくれたんだよ…』
麻美の言葉に驚く。
そんな事があったなんて、全然知らなかった…。