電話の向こうにいる妙子が何を言ってるかはわからないが、受け答えしている眞子の様子でなんとなくわかる。
やっぱり妙子は忘れているように思えた。
諦めようとした時、突然眞子が「ほんと!?」と叫んだ。
あたしも慌てて眞子のそばに行く。
眞子はあたしに言った。
「最初はわからなかったみたいだけど、思い出したって!おもしろい名前だったから名刺見せてもらって、その時飯田さんが引き出しから名刺出してその後もちゃんとしまったって!」
やっぱり…
良かった…。
あたしの記憶違いなんかじゃなかったんだ。
でも、待てよ?
それはそれで良かったけど、また別の問題が…
なんで引き出しに入れたはずの名刺が別の場所にあるケースに入ってたの?
相川の言ってたように、名刺が独りでに歩き出すわけない。
まさか…?
あたしの頭の中で考えたくない事がよぎった。
やっぱり妙子は忘れているように思えた。
諦めようとした時、突然眞子が「ほんと!?」と叫んだ。
あたしも慌てて眞子のそばに行く。
眞子はあたしに言った。
「最初はわからなかったみたいだけど、思い出したって!おもしろい名前だったから名刺見せてもらって、その時飯田さんが引き出しから名刺出してその後もちゃんとしまったって!」
やっぱり…
良かった…。
あたしの記憶違いなんかじゃなかったんだ。
でも、待てよ?
それはそれで良かったけど、また別の問題が…
なんで引き出しに入れたはずの名刺が別の場所にあるケースに入ってたの?
相川の言ってたように、名刺が独りでに歩き出すわけない。
まさか…?
あたしの頭の中で考えたくない事がよぎった。