翌日は早朝からバタバタと忙しかった。
同僚の沙由美に電話して、急なのだが今日休んでも大丈夫かと確認した。
事情が事情なだけに彼女も大丈夫だと言ってくれた。
職場には改めて始業前に電話をしなければならないが、とりいそぎ仕事で直接迷惑がかかる沙由美に連絡したのだった。
その後学校がある二人の息子を起こすため、それぞれの部屋に行く。
長男の恭平は昨夜の顛末を知らないだろう。
そう思って部屋のドアをノックすると、いつもはなかなか返事をしてくれない彼がすぐにドアを開けた。
「あ…恭平…もう起きてたの?珍しい」
私がそう言うと、「寝れるわけねぇだろ…。全部聞いたよ。聡介から」と言って私を睨み付けた。
驚いている私に恭平は続けて言った。
「どういう事?説明してくんない?」
「そ、それは…」
口ごもっていると、水谷が後ろから声をかけてきた。
「恭平…父さんから、説明するよ…」
水谷と一緒にリビングに行く恭平を見送り、私は聡介の部屋に行った。
すると聡介もノックとともに部屋から出てきた。
そして私の言葉を待たずにこう言った。
「兄貴にも話した。詳しく聞きたいって言ってるぜ…。俺もまだ納得したわけじゃないから…。それと、今日学校休むって母さんが電話して。原因作った一人でもあるんだから、電話くらいできんだろ」
言いたいことだけ言うと聡介はリビングへ向かった。
同僚の沙由美に電話して、急なのだが今日休んでも大丈夫かと確認した。
事情が事情なだけに彼女も大丈夫だと言ってくれた。
職場には改めて始業前に電話をしなければならないが、とりいそぎ仕事で直接迷惑がかかる沙由美に連絡したのだった。
その後学校がある二人の息子を起こすため、それぞれの部屋に行く。
長男の恭平は昨夜の顛末を知らないだろう。
そう思って部屋のドアをノックすると、いつもはなかなか返事をしてくれない彼がすぐにドアを開けた。
「あ…恭平…もう起きてたの?珍しい」
私がそう言うと、「寝れるわけねぇだろ…。全部聞いたよ。聡介から」と言って私を睨み付けた。
驚いている私に恭平は続けて言った。
「どういう事?説明してくんない?」
「そ、それは…」
口ごもっていると、水谷が後ろから声をかけてきた。
「恭平…父さんから、説明するよ…」
水谷と一緒にリビングに行く恭平を見送り、私は聡介の部屋に行った。
すると聡介もノックとともに部屋から出てきた。
そして私の言葉を待たずにこう言った。
「兄貴にも話した。詳しく聞きたいって言ってるぜ…。俺もまだ納得したわけじゃないから…。それと、今日学校休むって母さんが電話して。原因作った一人でもあるんだから、電話くらいできんだろ」
言いたいことだけ言うと聡介はリビングへ向かった。