その日帰宅した水谷と、初めてといっていいほどの派手なケンカをしてしまった。
きっかけは些細な事だった。
カップめんやお菓子の残骸を見つけた水谷に、子供たちの食生活をもう少し見直してみたらどうかと言われたのだ。
日頃からその事は自分でも気になっていた。
仕事にかまけてついつい家事も子供の事もおろそかになっていたから。
だが、水谷だってこの家族の事など考えていないではないか。
一体どの面下げてそんな事が言えるのか。
そう思ったらもう抑えがきかなかった。
「あなたにそんな事言われる筋合いないわ…」
私の言葉に水谷も反応した。
「お前を責めてるわけじゃないんだ。仕事をしながらで大変なのはわかってるから、俺も出来る限り手伝うし、だから…」
水谷の言葉を遮り怒鳴った。
「だから!今さらそんな事言われても困るわよ!自分が何をしてきたかもわかってないくせに、エラそうな事言わないで欲しいわ!」
息をはずませている私を水谷が驚きの表情で見つめている。
さぞかし驚いている事だろう。
今まで、こんなに興奮した姿を見せた事がなかったのだから。
きっかけは些細な事だった。
カップめんやお菓子の残骸を見つけた水谷に、子供たちの食生活をもう少し見直してみたらどうかと言われたのだ。
日頃からその事は自分でも気になっていた。
仕事にかまけてついつい家事も子供の事もおろそかになっていたから。
だが、水谷だってこの家族の事など考えていないではないか。
一体どの面下げてそんな事が言えるのか。
そう思ったらもう抑えがきかなかった。
「あなたにそんな事言われる筋合いないわ…」
私の言葉に水谷も反応した。
「お前を責めてるわけじゃないんだ。仕事をしながらで大変なのはわかってるから、俺も出来る限り手伝うし、だから…」
水谷の言葉を遮り怒鳴った。
「だから!今さらそんな事言われても困るわよ!自分が何をしてきたかもわかってないくせに、エラそうな事言わないで欲しいわ!」
息をはずませている私を水谷が驚きの表情で見つめている。
さぞかし驚いている事だろう。
今まで、こんなに興奮した姿を見せた事がなかったのだから。