『100万ドルの夜景に、
花火ー!!』
『疫病退散ーん!!』
祭の片付けでのこった、
保護者さん達が、体育館の屋上に
集まって
サプライズ花火を見ていた。
「すげー。ユリ!
大阪の花火も見える!」
「ほんと 見えるね。」
ユキノジョウも、
屋上に上がるのは初めてだし、
目の前に少し遠い
けど、サプライズ花火も
ちゃんと
見えるし、ユリヤもいてる。
体育館の屋上は、防災ヘリが
降りれるようになっている
けど、いつもは 入る事は
できない。
コアラみたい だと 人気がある、
副男さんが、お母さん達に
声を かけているのが
聞こえてくる。
『お疲れ様でしたー。いやぁ、
最後まで、片付け参加したかい、
あったでしょ?』
夜8時。
日本中で 5分だけ
打ち上げ場所はシークレットで
花火がいっせいに
打ち上げられた。
「淡路島の方も 花火上がって
ます?あー、もう終わりかあ。」
今日は、プール当番の後に祭と、
忙しくしていた
総合男委員長さんが、
片手をかざして 海を見る。
学校は 高台にあるから、
屋上に上がると、
夜景の街の向こうに
海と、島の明かりが見える。
「5分でも 十分ですよ。
お手伝いさん達に いい、
お礼が出来ました。」
そう、満足そうに ユリヤの母、
副女さんが 息をついていた。
体育館は 施設開放委員会の
持ち場だからと、
会長が 屋上を開けたのだ。
災害の時に、体育館を開ける
のが 会長でも ある。
きっと、どこかで
花火の話を聞いて 屋上から
花火見が出来ると、
ダシにしたんだろうと、
ユキノジョウは思った。
毎年 6時に屋台は終わって、
盆踊りも7時に終わる。
片付けが終わると 屋上から
花火が見れる。
これは、手伝うやろー!
「ISSなら、日本中で花火が
上がるのが見えてたかねー。」
事務さんが、夜空を見て言うと、
ユキノジョウが 聞き返す。
「ISS?」
答えてくれたのは、
監査男さんだ。
「国際宇宙ステーションだね。
もうすぐ廃止になるやつ。でも、
夜9時前に鹿児島の上空のはず
なんで、見えてないでしょ。」
「ほんと、あんた、
つまんないなあ。」
「いや、子どもに、間違った
情報を与えてはいけません。」
事務さんと、監査男さんの
いつものやり取りだ。
あれから、会計をしている、
ユキノジョウの母親が顔をだして、
アコとユリヤのところに
立っている。
「母さん、久しぶりに見たな。」
ユキノジョウと、アコを連れて
母親は、父親と別居をして、
仕事も始めた。
だからって、父親がいる家にも、
ユキノジョウとアコは
出入りしているのだが。
「お兄ちゃん!こっち!」
アコが、ユキノジョウを呼ぶ。
母親が、仕事で 遅くなる連絡が
あれば、父親の家に戻る。
もう 1週間は、父親の家に
ユキノジョウとアコは いてた。
『花火が終わったんでー 屋上を
閉めまーす。片付けも、
ありがとうございましたー。』
副男さんが、手を口に当てて、
お知らせをはじめる。
ユキノジョウはユリヤや、アコ、
そして母親の元へ行く。
「会計さん、仕事終わりに、
ありがとうね。」
ユリヤの母、副女さんが、
ユキノジョウの母に
声を掛けに きた。
「副女さん~。いつも仕事で手伝い
間にあわなくて ごめん!!、」
「ほんと、花火にはちゃっかり、
間に合うとこが さすがよね。」
屋上から
人がドンドン居なくなる。
屋上を副女さんが、
会長からあずかった鍵を
使っていた。
「ごめん!ごめん。でも、ようやく
アタシも盆休みもらった~。」
「うちも、この夏祭りで休み。
ユリヤと旅行だよ。」
副女さんは、ウレイそうに笑う。
それを聞いた、
ユキノジョウの母は、
「ねぇ、それ。うちのとこも
一緒に行かせてよ。」
「え?ほんき?今日 の
夜中から出るんだけど。」
「オッケー。大丈夫。行く行く。
ユキノジョウ!アコ!今日、
ユリヤちゃんと旅行に行くよー」
簡単に 母は ユリヤんとこと
旅行に行くことを
決めてしまった。
花火ー!!』
『疫病退散ーん!!』
祭の片付けでのこった、
保護者さん達が、体育館の屋上に
集まって
サプライズ花火を見ていた。
「すげー。ユリ!
大阪の花火も見える!」
「ほんと 見えるね。」
ユキノジョウも、
屋上に上がるのは初めてだし、
目の前に少し遠い
けど、サプライズ花火も
ちゃんと
見えるし、ユリヤもいてる。
体育館の屋上は、防災ヘリが
降りれるようになっている
けど、いつもは 入る事は
できない。
コアラみたい だと 人気がある、
副男さんが、お母さん達に
声を かけているのが
聞こえてくる。
『お疲れ様でしたー。いやぁ、
最後まで、片付け参加したかい、
あったでしょ?』
夜8時。
日本中で 5分だけ
打ち上げ場所はシークレットで
花火がいっせいに
打ち上げられた。
「淡路島の方も 花火上がって
ます?あー、もう終わりかあ。」
今日は、プール当番の後に祭と、
忙しくしていた
総合男委員長さんが、
片手をかざして 海を見る。
学校は 高台にあるから、
屋上に上がると、
夜景の街の向こうに
海と、島の明かりが見える。
「5分でも 十分ですよ。
お手伝いさん達に いい、
お礼が出来ました。」
そう、満足そうに ユリヤの母、
副女さんが 息をついていた。
体育館は 施設開放委員会の
持ち場だからと、
会長が 屋上を開けたのだ。
災害の時に、体育館を開ける
のが 会長でも ある。
きっと、どこかで
花火の話を聞いて 屋上から
花火見が出来ると、
ダシにしたんだろうと、
ユキノジョウは思った。
毎年 6時に屋台は終わって、
盆踊りも7時に終わる。
片付けが終わると 屋上から
花火が見れる。
これは、手伝うやろー!
「ISSなら、日本中で花火が
上がるのが見えてたかねー。」
事務さんが、夜空を見て言うと、
ユキノジョウが 聞き返す。
「ISS?」
答えてくれたのは、
監査男さんだ。
「国際宇宙ステーションだね。
もうすぐ廃止になるやつ。でも、
夜9時前に鹿児島の上空のはず
なんで、見えてないでしょ。」
「ほんと、あんた、
つまんないなあ。」
「いや、子どもに、間違った
情報を与えてはいけません。」
事務さんと、監査男さんの
いつものやり取りだ。
あれから、会計をしている、
ユキノジョウの母親が顔をだして、
アコとユリヤのところに
立っている。
「母さん、久しぶりに見たな。」
ユキノジョウと、アコを連れて
母親は、父親と別居をして、
仕事も始めた。
だからって、父親がいる家にも、
ユキノジョウとアコは
出入りしているのだが。
「お兄ちゃん!こっち!」
アコが、ユキノジョウを呼ぶ。
母親が、仕事で 遅くなる連絡が
あれば、父親の家に戻る。
もう 1週間は、父親の家に
ユキノジョウとアコは いてた。
『花火が終わったんでー 屋上を
閉めまーす。片付けも、
ありがとうございましたー。』
副男さんが、手を口に当てて、
お知らせをはじめる。
ユキノジョウはユリヤや、アコ、
そして母親の元へ行く。
「会計さん、仕事終わりに、
ありがとうね。」
ユリヤの母、副女さんが、
ユキノジョウの母に
声を掛けに きた。
「副女さん~。いつも仕事で手伝い
間にあわなくて ごめん!!、」
「ほんと、花火にはちゃっかり、
間に合うとこが さすがよね。」
屋上から
人がドンドン居なくなる。
屋上を副女さんが、
会長からあずかった鍵を
使っていた。
「ごめん!ごめん。でも、ようやく
アタシも盆休みもらった~。」
「うちも、この夏祭りで休み。
ユリヤと旅行だよ。」
副女さんは、ウレイそうに笑う。
それを聞いた、
ユキノジョウの母は、
「ねぇ、それ。うちのとこも
一緒に行かせてよ。」
「え?ほんき?今日 の
夜中から出るんだけど。」
「オッケー。大丈夫。行く行く。
ユキノジョウ!アコ!今日、
ユリヤちゃんと旅行に行くよー」
簡単に 母は ユリヤんとこと
旅行に行くことを
決めてしまった。