ユキノジョウの意識が、
ハジメが取った、個室の
天井に 下がる
紙のランプシェードから
深淵に落ちて、
闇になる。
その黒は、心音が聞こえる中
島の 誕生会の お知らせの
黒板の黒に なって
視界が 開いた。
焼き菓子には、
みかんのジャムが
かかっていて、
甘い中に 皮が ほろ苦い。
『"ユリ?!"』
ユキノジョウの肩に、
やわらかいけど、甘い汗の
髪が、のっかった。
声をかけたけど、
あたまり、肩を動かせない。
ヤミに、重い、、。
『"まあ、いっか。"』
とりあえず、
肩にのっかる ユリヤの髪に、
スリスリと 何回も ほおずり。
男にも 美味しく
食べれて、
御満悦だった みかんパウンド。
夜の道のカンバンに、
『ようかい美術館』とか、
『迷路のまち』とか
なんか へんな文字が 見えて
気になったけど、
肩にのっかる髪ん においを
かいで、
ななめ下にある、ユリヤのヒザ。
で、
どうでも よくなった。
『"そんなに 美味しいなら、
お土産してくれて、
良かったんですよ"』
優しい黄色。
レモンのホテル
母親達は 悪びれるもなく、
レモンのサワーを
なぜか
御相伴に 預かっている。
それから、
時間が あるからか
疲れ テーブルに
うつ伏せて 寝惚け眼だった
ユキノジョウと ユリヤは、
レモンのホテルを、
2人で 散策する。
『"ペアなってますね。じゃあ"』
レモンのホテルに 宿泊すると
母親達に、話していた。
『"ユリ、イヤホン入れるよ。"』
ユキノジョウは、
ユリヤの耳に、
ユキノジョウが持つ
イヤホンを 突っ込んで
そして
自分にも スタンバイすると
スイッチを 入れた。
カメラの
使い方を 言われながら。
夏の夕方は 昼間の様に
まだ 全然、明るい。
体験にくる 旅人も
レモンのホテルには
現れそうにない。
ユキノジョウと ユリヤは
2人きり。
指示される ままに、 進む。
ユキノジョウは、
ダダッと、階段を 上りきり、
今度は
ユリヤの腰を 抱いて、
目指す 部屋に
もうダッシュを かける。
ん、、
ユリヤの手が
自分の腰にあって、
自分の 手が ユリヤの腰に
回ってる!!と 思うと、
とたん、 ユキノジョウは
回りの音が 消えた!
気がした。
スローモーションだ。
優しい黄色の光に
ホテルは 包まれて いる。
自分の心臓が バクバク
してるのだけ が 感じて、
みょうに、腰の手に
ドクドク 感覚がして、
ユキノジョウには
自分の顔が あつい。
大人なら、
青春の 酸っぱさや、
爽やかさを、その色味の世界に
感じるのだろう。
公開告白をする
シンギのせい、
うちの学校は
カップル率が 高い。
『"彼女には 男は こーゆー時、
イス、持って行けって。
中突堤で サプライズ花火、
あるってよ!"』
トウヤは彼女、
アゲハも 彼氏がいる。
ユリヤの浴衣が 似合っている。
せっかく、2人の宿題を
ジャマするな 。消えろ!
未知への 予感に
ワクワクと 進んでいく。
外の遊具で 並んで とか、
外の 檸檬色の 布で戯れてとか。
学校で 遊ぶような
じゃれあいの
いろいろ 。
「ほほレモン?何?それ?」
ユキノジョウが 呟く。
優しい 黄色の
縁側。
目の前には、
たわわに 実る レモンの木。
「アート体験だって。」
ユリヤは、
にっこり として 伝げた。
レモンを
ユリヤが 手に取り、
なので
ユキノジョウと ユリヤは、
躊躇いもなく
ユキノジョウは
レモンを 弄び
ユリヤを 見投る。
「何これ。」
ワクワクで
始まった感覚。
星空は、レモン距離
カメラのシャッターを切る。
「で?」あれで、
「終わり?」
大人なら、
もっと違う感覚を持てたのだろう
けどと、思いながらの
ユキノジョウの問いかけに
ユリヤは、頭を 傾げた。
少し、考えた風にして
2人で 笑って、ユリヤが
1つ籠から
レモンを 手に した。
そして、
ユリヤはレモンを カメラに置く。
ユキノジョウは、
レモンを 見つめると、
恐る恐る
ユリヤの体に、
レモンを 乗せた。
「本は ないから、ユリん上。」
ユキノジョウを 見て
ユリヤも 自分の体に 並んで
レモンを 乗せて、
ユキノジョウは
ユリヤのレモンを 見つめる。
乗せたレモンを、
手に して
ユキノジョウは
と、口に ユリヤのレモンを
近づける。
ユリヤは 頬を
ユキノジョウに 出した。
そうして、
ユキノジョウは
手にした レモンを ユリヤに
見せて、
「撮るね。」
ユリヤが 合図をする。
シャッターが 切れる音がして、
ユリヤに 添えられた
レモンが 消え
ユキノジョウの口が
ユリヤの頬に 寄せられた
感触に
ユリヤから
レモンが 落下する。
ユキノジョウが、
レモンが 『ボン!』と、
爆発 して見せた。
最後のミッションを
終わらせたと 言うことか
『"ユキノジョウ達、
みんな見てて、気がついたら、
紙テープ投げてさ、
結婚式みたい だったぞ。"』
落ちたレモンは
破裂して
2人は
爽やかな
酸っぱくて 甘い 香り に
包まれる。
お客さんに エンディング用に
配ってた、紙テープ、
紙吹雪が 舞台に降って
破裂した レモンを
目の前の レモンの木の根元に
隠して
たわわに 実る レモンを
もぐと、自分の手のレモンを
ユリヤに 渡して、
2つのレモンを
中に 戻させた。
ユキノジョウは、
ユリヤと 二人並んで、
手を つなぎながら、
抜け出て 神様の場所に 行く。
まるで、二人の魂
ユキノジョウと、ユリヤが
代わりを
次いだみたいに
ユキノジョウは、
人差し指を 口に当てていう。
『"オレの シラサギ 動かしてた
けど、時間、
止まってるみたい だった。"』
誰もいないぐらい
静かで
リーーーーン
リーーーーンって、音だけ が
頭と 境内 に ひびいてる。
ユリヤのこえ が 耳元にして。
ユキノジョウは
あれ?っと思うが、
カイトは ニカッと 悪い顔して、
ユキノジョウを 見る。
『"二人の 共同作業 だろ?"』
体を起こした。
ユキノジョウも、
顔だけ、
機嫌を悪そうに 起きる。
わっーー!!
『"ニャーニャー、ニャー、"』
カモメ?の大群、走る。
『"ニャーニャーニャー"』
『"ユキくん!!!"』
ユリヤがさけんだけど、
『"ガッ!!"』
ユキノジョウは、
自分の頭を
カモメ?につかまれ 頭の皮が
『"ムケタ、、、。"』
終わりの音楽と
三番叟の猿回しの ヤツらが踊って
舞台の役者も
みんなが、
好きずきに踊ってる。
『"ウソだろ。っっっ!!"』
母親達に ユキノジョウは
ムケタ ところに
消毒液を ぶっかけ
頭を シュワシュワさせた
ユキノジョウは、
涙目になった。
あわ、これ。
『"終わった。もらした。"』
ユキノジョウの意識が、
深淵の底から、
浅瀬に 浮き上がって
薄く明るい中、心音が聞こえると
ハジメが取った、個室の天井に
下がる
紙のランプシェードに
戻って、夢から覚めた。
ハジメが取った、個室の
天井に 下がる
紙のランプシェードから
深淵に落ちて、
闇になる。
その黒は、心音が聞こえる中
島の 誕生会の お知らせの
黒板の黒に なって
視界が 開いた。
焼き菓子には、
みかんのジャムが
かかっていて、
甘い中に 皮が ほろ苦い。
『"ユリ?!"』
ユキノジョウの肩に、
やわらかいけど、甘い汗の
髪が、のっかった。
声をかけたけど、
あたまり、肩を動かせない。
ヤミに、重い、、。
『"まあ、いっか。"』
とりあえず、
肩にのっかる ユリヤの髪に、
スリスリと 何回も ほおずり。
男にも 美味しく
食べれて、
御満悦だった みかんパウンド。
夜の道のカンバンに、
『ようかい美術館』とか、
『迷路のまち』とか
なんか へんな文字が 見えて
気になったけど、
肩にのっかる髪ん においを
かいで、
ななめ下にある、ユリヤのヒザ。
で、
どうでも よくなった。
『"そんなに 美味しいなら、
お土産してくれて、
良かったんですよ"』
優しい黄色。
レモンのホテル
母親達は 悪びれるもなく、
レモンのサワーを
なぜか
御相伴に 預かっている。
それから、
時間が あるからか
疲れ テーブルに
うつ伏せて 寝惚け眼だった
ユキノジョウと ユリヤは、
レモンのホテルを、
2人で 散策する。
『"ペアなってますね。じゃあ"』
レモンのホテルに 宿泊すると
母親達に、話していた。
『"ユリ、イヤホン入れるよ。"』
ユキノジョウは、
ユリヤの耳に、
ユキノジョウが持つ
イヤホンを 突っ込んで
そして
自分にも スタンバイすると
スイッチを 入れた。
カメラの
使い方を 言われながら。
夏の夕方は 昼間の様に
まだ 全然、明るい。
体験にくる 旅人も
レモンのホテルには
現れそうにない。
ユキノジョウと ユリヤは
2人きり。
指示される ままに、 進む。
ユキノジョウは、
ダダッと、階段を 上りきり、
今度は
ユリヤの腰を 抱いて、
目指す 部屋に
もうダッシュを かける。
ん、、
ユリヤの手が
自分の腰にあって、
自分の 手が ユリヤの腰に
回ってる!!と 思うと、
とたん、 ユキノジョウは
回りの音が 消えた!
気がした。
スローモーションだ。
優しい黄色の光に
ホテルは 包まれて いる。
自分の心臓が バクバク
してるのだけ が 感じて、
みょうに、腰の手に
ドクドク 感覚がして、
ユキノジョウには
自分の顔が あつい。
大人なら、
青春の 酸っぱさや、
爽やかさを、その色味の世界に
感じるのだろう。
公開告白をする
シンギのせい、
うちの学校は
カップル率が 高い。
『"彼女には 男は こーゆー時、
イス、持って行けって。
中突堤で サプライズ花火、
あるってよ!"』
トウヤは彼女、
アゲハも 彼氏がいる。
ユリヤの浴衣が 似合っている。
せっかく、2人の宿題を
ジャマするな 。消えろ!
未知への 予感に
ワクワクと 進んでいく。
外の遊具で 並んで とか、
外の 檸檬色の 布で戯れてとか。
学校で 遊ぶような
じゃれあいの
いろいろ 。
「ほほレモン?何?それ?」
ユキノジョウが 呟く。
優しい 黄色の
縁側。
目の前には、
たわわに 実る レモンの木。
「アート体験だって。」
ユリヤは、
にっこり として 伝げた。
レモンを
ユリヤが 手に取り、
なので
ユキノジョウと ユリヤは、
躊躇いもなく
ユキノジョウは
レモンを 弄び
ユリヤを 見投る。
「何これ。」
ワクワクで
始まった感覚。
星空は、レモン距離
カメラのシャッターを切る。
「で?」あれで、
「終わり?」
大人なら、
もっと違う感覚を持てたのだろう
けどと、思いながらの
ユキノジョウの問いかけに
ユリヤは、頭を 傾げた。
少し、考えた風にして
2人で 笑って、ユリヤが
1つ籠から
レモンを 手に した。
そして、
ユリヤはレモンを カメラに置く。
ユキノジョウは、
レモンを 見つめると、
恐る恐る
ユリヤの体に、
レモンを 乗せた。
「本は ないから、ユリん上。」
ユキノジョウを 見て
ユリヤも 自分の体に 並んで
レモンを 乗せて、
ユキノジョウは
ユリヤのレモンを 見つめる。
乗せたレモンを、
手に して
ユキノジョウは
と、口に ユリヤのレモンを
近づける。
ユリヤは 頬を
ユキノジョウに 出した。
そうして、
ユキノジョウは
手にした レモンを ユリヤに
見せて、
「撮るね。」
ユリヤが 合図をする。
シャッターが 切れる音がして、
ユリヤに 添えられた
レモンが 消え
ユキノジョウの口が
ユリヤの頬に 寄せられた
感触に
ユリヤから
レモンが 落下する。
ユキノジョウが、
レモンが 『ボン!』と、
爆発 して見せた。
最後のミッションを
終わらせたと 言うことか
『"ユキノジョウ達、
みんな見てて、気がついたら、
紙テープ投げてさ、
結婚式みたい だったぞ。"』
落ちたレモンは
破裂して
2人は
爽やかな
酸っぱくて 甘い 香り に
包まれる。
お客さんに エンディング用に
配ってた、紙テープ、
紙吹雪が 舞台に降って
破裂した レモンを
目の前の レモンの木の根元に
隠して
たわわに 実る レモンを
もぐと、自分の手のレモンを
ユリヤに 渡して、
2つのレモンを
中に 戻させた。
ユキノジョウは、
ユリヤと 二人並んで、
手を つなぎながら、
抜け出て 神様の場所に 行く。
まるで、二人の魂
ユキノジョウと、ユリヤが
代わりを
次いだみたいに
ユキノジョウは、
人差し指を 口に当てていう。
『"オレの シラサギ 動かしてた
けど、時間、
止まってるみたい だった。"』
誰もいないぐらい
静かで
リーーーーン
リーーーーンって、音だけ が
頭と 境内 に ひびいてる。
ユリヤのこえ が 耳元にして。
ユキノジョウは
あれ?っと思うが、
カイトは ニカッと 悪い顔して、
ユキノジョウを 見る。
『"二人の 共同作業 だろ?"』
体を起こした。
ユキノジョウも、
顔だけ、
機嫌を悪そうに 起きる。
わっーー!!
『"ニャーニャー、ニャー、"』
カモメ?の大群、走る。
『"ニャーニャーニャー"』
『"ユキくん!!!"』
ユリヤがさけんだけど、
『"ガッ!!"』
ユキノジョウは、
自分の頭を
カモメ?につかまれ 頭の皮が
『"ムケタ、、、。"』
終わりの音楽と
三番叟の猿回しの ヤツらが踊って
舞台の役者も
みんなが、
好きずきに踊ってる。
『"ウソだろ。っっっ!!"』
母親達に ユキノジョウは
ムケタ ところに
消毒液を ぶっかけ
頭を シュワシュワさせた
ユキノジョウは、
涙目になった。
あわ、これ。
『"終わった。もらした。"』
ユキノジョウの意識が、
深淵の底から、
浅瀬に 浮き上がって
薄く明るい中、心音が聞こえると
ハジメが取った、個室の天井に
下がる
紙のランプシェードに
戻って、夢から覚めた。