武田さんにメールを打った次の週の水曜日、残業がなくて定時で帰れる事になった。最近残業続きだったので、外がまだ明るい時間に帰れるのは久しぶりである。私は仕事が終わり、会社の自転車置き場の近くの所から武田さんに連絡をしてみた。武田さんは別に用事が無いということだったので、駅の近くのイタリアンレストランで一緒に夕ご飯を食べる事に決まった。私はノートパソコンを自転車の籠に積んで、その場所に向かう。季節は夏真っ盛りである。ちょっと自転車を漕いだだけでですぐに汗が出てくる。
イタリアンレストランに着いたのは二人殆ど同時であった。武田さんはいつもの通り駅から徒歩でやって来た。
「久しぶりだね」
「そうだね。新しい仕事順調?」
「うん。会社の皆が凄く優しいの」
「それは良かったー。心配していたんだよ。今日は遅くなっちゃったけど、就職祝いをしようよ。私が奢ってあげる」
「えー。それは悪いよ。それに私、会社と工場で結構な収入あるんだ」
「そっかー。いいなー羨ましい」
武田さんがこちらを見てから笑顔になる。
「あっ、それパソコン?」
「そう。買ったんだ。中古だけどね。毎日家でも使って勉強してるよ」
「仕事嫌いだったのにね。やっぱり合う合わないってあるんだよ」
確かに、武田さんの言う通りかもしれない。今の職場ならずっと続けてもいいような気がする。
イタリアンレストランに着いたのは二人殆ど同時であった。武田さんはいつもの通り駅から徒歩でやって来た。
「久しぶりだね」
「そうだね。新しい仕事順調?」
「うん。会社の皆が凄く優しいの」
「それは良かったー。心配していたんだよ。今日は遅くなっちゃったけど、就職祝いをしようよ。私が奢ってあげる」
「えー。それは悪いよ。それに私、会社と工場で結構な収入あるんだ」
「そっかー。いいなー羨ましい」
武田さんがこちらを見てから笑顔になる。
「あっ、それパソコン?」
「そう。買ったんだ。中古だけどね。毎日家でも使って勉強してるよ」
「仕事嫌いだったのにね。やっぱり合う合わないってあるんだよ」
確かに、武田さんの言う通りかもしれない。今の職場ならずっと続けてもいいような気がする。